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筑波大学ヒューマンバイオロジー学位プログラムの先進性 5年一貫制博士課程大学院コースに注目

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社会のニーズを意識した
実践的なカリキュラムを用意

具体的には、どんなカリキュラムが用意されているのだろうか。

ヒューマンバイオロジー学位プログラムは、5年一貫の博士課程大学院コースで、教育課程は、1・2年次と3~5年次で分けられている。ちなみに、1・2年次に義務付けられている単位修得数は60。通常の医学部が4年間で30~35単位を修得することを考慮すると、かなりハードな内容だ。

授業を担当する教員は、学内からは医学、生命科学、数理科学(数学、化学、ケミカルバイオロジーほか)、コンピューターサイエンスの各分野から73名、さらに、独法研究所と企業から7名、および他大学の教員33名が参画し教員団を形成。他大学の教員には、提携する海外の大学の教員が31名含まれている。一方、学生数は、1学年定員が20名。つねに密度の濃い授業が行われている。
 「カリキュラムの特色のひとつとして、リサーチラボローテーションがあります。新入生の場合、異なった分野の4つの研究室に1週間ずつ滞在して実習します。コンピューターサイエンスが専門だった学生が解剖を行うといった経験ができるのです。視野を広げながら、自分の研究にも生かせる。当然、興味がわいた研究は継続して、深く学ぶことができます」と渋谷教授は語る。

また、社会のニーズに基づいた研究を進めるには、民間企業の協力は不可欠。15の民間企業と3つの独法研究所から教員が参加し、「ビジネスリーダーセミナー」、「起業家マインド育成」、「学内企業ラボ実習」、「海外企業におけるインターンシップ」など、アントレプレナーシップにもつながる組織力や挑戦力を養成する授業が用意されている。
 積極的な留学も励行されており、それは単に海外の大学で授業を受けるというだけではない。

「学生の自発的な企画・提案に基づいて、先進国の教育研究を体感するとともに、開発途上国の教育研究の創出プロセスなどにもどんどん参加してもらいます。こうした武者修行型の学修を体験することで、リーダーとしての突破力や完結力を養成してもらいたいのです」と渋谷教授はほほ笑む。

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