ラジオ体操始めたのかんぽ生命なんだ へぇー!


 「新しい朝がきた、希望の朝だ」で始まるラジオ体操。なじみ深いこの体操を始めたのが、かんぽ生命だということをご存じだろうか。

ラジオ体操は1928年に「国民保険体操」として逓信省簡易保険局(現かんぽ生命)が制定した。主催者と勘違いされがちなNHKが請け負っているのは、ラジオ・テレビの放送、番組の制作部分のみ。ラジオ体操連盟がPR活動を行い、体操祭などのイベント運営はかんぽ生命が行うというように、3社が役割分担して開催している。

中でも、夏休み期間中各地を巡回して行われる「体操祭」でのかんぽ生命の役割は大きい。民営化後はラジオ体操の運営形式も変わってきているという。たとえば体操祭開催地は、これまで各地域の郵便局が市町村に働きかけ、推薦地として挙がってきた場所をかんぽ生命が選定。受け身で決定してきた。民営化した今年からは、かんぽ生命が直接、各自治体に働きかけて市町村の希望を聞き、各県で1開催、43会場を選定したという。

自ら積極的に動く体制に変化したことで、これまで見過ごしてきた問題点も意識するようになった。開催地として100を超える自治体が名乗りをあげてきたというが、47都道府県ごとに温度差がある。

「東京、東海、北海道地区はとても盛んだが、北陸、四国はそれほど盛んでもない。県を越えただけでも傾向が違う」(経営企画部・小池久枝氏)。今後は「なぜ活発な地域とそうでない地域があるのか、分析していきたい」と小池氏は意欲的だ。

ラジオ体操開始から80周年、民営化後初の「1000万人ラジオ体操・みんなの体操祭」が7月27日、東京・有明で開催された。多いときには4万3000人もが集まる年に1度の夏のビッグイベント。今年は朝6時という時間帯には交通の便が悪い“陸の孤島” 有明ビッグサイトでの開催が災いし、参加者は6000人にとどまった。なおこの日は、かんぽ生命と提携を発表した日本生命の岡本圀衞社長の姿も見られた。民営化で生まれ変わったかんぽ生命とともに、ラジオ体操も新たな一歩を踏み出したようだ。

(生保・損保特集編集部)

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