住友生命が都会の女性が働きやすい新営業職を開始


 「都会地に合った女性営業職員を育てる」をコンセプトに始動した固定給の新営業職「コンサルティングアドバイザー」(以後、CA)。2008年7月に第1期生の研修がスタートした。

大都市での営業職は、すでに東京・大阪に「すみれい営業部」がある。この「すみれい」は4年制大学の新卒者採用が基本。中途入社でも、営業指導者や本社の管理職を選択肢に入れたキャリアアップが図れるようにと設けられたのがCAだ。

女性が働きやすい、定年まで働きたいと思える魅力のある職種をと考えられたCAは、「教育」「給与」にこれまでと違った特徴がある。

まず教育。人縁、地縁が利く地方での営業と違い、東京、大阪の大都市では他社の商品、営業職員のコンサルティング力を比較したうえで契約する人が多い。そんな顧客ニーズに対応するため、CAは入社後3年間でFP3級取得が義務で、FP2級を奨励される。営業企画室長の松本誠氏は「従来の教育では不十分だった知識・スキルを身に付けてほしいので、支社に任せきりだった教育を今回は本社採用による新カリキュラムで行っている。これまでよりレベルを上げ、まず研修でみっちり3カ月間たたき込む」と意気込む。

給与体系も新しい。入社後は固定給として東京で月30万円、大阪で月28万円が約束される。年収ベースで400万~600万円台。契約件数だけでなく何人の顧客を訪問しているかなど、営業活動のプロセスも評価する体制をつくった。さらに4年目以降はトータルコンサルティングアドバイザー(TCA)として歩合給の比率が高まる。給与の安定を創出し、営業職としての魅力ある形に改善した。

教育と給与水準が高い分「1人で営業職2人分頑張ってもらう」(松本氏)と目標設定も高い。7月に入社した女性は東京30人、大阪で19人。今後は四半期ごとに東京で30~40人、大阪で20~30人、年間で合わせて200人ペースで採用を続け、1000人規模での運営を考えているという。大量採用・大量脱落が課題の生保業界で「5年後定着率50%」という飛躍的な在籍率向上を目標に掲げる今回の取り組み。意欲高く入社した第1期生たちの何人が今の目の輝きを持ち続けられるか。今後の取り組みに注目したい。

(生保・損保特集編集部)

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