ただ、本当に株価の低迷は加熱式たばこの出遅れだけによるものなのか。見逃せないのが、ここ数年JTの業績そのものが伸び悩んでいる点だ。
JTは国内の紙巻きたばこ市場で60%超という高いシェアを持つ。日本市場だけで連結全体の利益の約40%を稼ぎ出し、展開している他国に比べて圧倒的。「日本市場はJTにとって利益の源泉」(寺畠正道社長)だ。
その国内市場は急激な縮小に陥っている。1996年のピーク時に3483億本だった紙巻きたばこの販売数量は、2017年に1514億本と半減。特にこの2017年は加熱式たばこへのシフトが急速に進み、前年比で12%も販売数量が減った。
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