(第10回)自分ロングテールを活用せよ

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誰でも出来る自分ロングテール法を3種類紹介します。
 Web2.0時代の今から休眠中の自分ロングテール資産を活かす簡単な方法を3つ紹介します。それは次の3種類です。
1.取り替える
2.取り込む
3.際立てる
<画像クリックで拡大>
【その1】取り替える(図2-1)
 第一の方法は、今の仕事と休眠資産が活かせる仕事とをそっくり「取り替える」ことです。
 例としては、転職する、社内公募に応募するなど、部門を異動する方法があります。他には、仕事を休退職してMBAに通ったり、大学に戻ることなども取り替える例でしょう。

【その2】取り込む(図2-2)
 第二の方法は、いまやっている仕事や業務に休眠資産の知識や人脈を「取り込む」方法です。
 自分がこれまで得た知識やMBAやセミナーで学んだ内容、出会った人脈などを目的を持って棚卸し活用できるロングテール資産がないか考えてみることです。また本業と重なりやすい範囲で自分が興味をもつ研修やセミナー、自己啓発書に触れるなどして、明日の糧を本業を重視しながら育てることも取り込む一種と言えます。これは本業に直結していますから会社の費用で教育を受けられる、つまり上司の受講許可がとりやすいです。会社のお金で自分投資する賢い方法とも言えます。

【その3】際立てる(図2-3)
 第三の方法は、いまやっている仕事や業務以外に、自分ロングテールを活かす新しい柱を「際立てる」方法です。
 際立てる例としては、20パーセントルール、第三のプロジェクト、副業、週末起業、講師やアルファブロガー、ボランティア活動などが挙げられます。但し、本業の一貫として頼まれた講演や投稿などの場合は「際立てる」ではなく、「取り込む」になります。

(次回へ続く)
内田隆(うちだ・たかし)
マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院経営学修士(リーダーシップ、ネゴシエーション、戦略、起業を専門に学ぶ)。更に、ハーバード大学ビジネススクール、ケネディ行政大学院にてリーダーシップや組織経営を学ぶ。
在学中300人以上の世界のビジネスリーダー、国家元首達と会い、彼等のリーダーシップスタイルを独自に研究。特にビジネスリーダーシップやWin- Win型ネゴシエーションを家庭や趣味に応用した「人生のリーダーシップモデル」を独自に構築し定評を得る。
2007年株式会社フォロードリームを創立し代表取締役会長兼CEOに就任。他人を恣意的に動かすことよりもまずは自らをリード手本を示す「セルフリーダーシップ力」で社員力を経営競争力へと変える経営戦略&リーダーシップコンサルティングや講演、研修、執筆活動など幅広い分野で活躍している。
詳細プロフィールはこちらまで
HP: http://www.followdream.jp Email: info@followdream.jp
内田 隆

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