最新版!129の「職業別年収ランキング」 1位医師は1232万円、2位は操縦士

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1位は医師で、平均年収は1232.7万円。病院に勤務する医者の給与水準なので、開業医の年収とは違う部分もあるが、いずれにしても高水準だ。月収が95.2万円と高く、残業などをのぞいた所定内給与は、うち84.9万円となっている。

2位は航空機操縦士。いわゆる飛行機のパイロットである。こちらも1192.1万円と高い。

3位は大学教授の1051.3万円だ。1、2位との違いは賞与の額で、医師とパイロットが100万円前後にとどまる一方、大学教授は年間賞与が277.9万円と、他の職業と比べても群を抜いている。大学教員では、大学准教授が6位で861.8万円、大学講師が10位で708.4万円となっている。全体的に給与水準は高く、さらに職位が高くなるにつれて、年収も高い。ただ平均年齢も、大学講師43.5歳、大学准教授47.8歳、大学教授57.6歳と連動して高くなっている。

会計士や弁護士、記者が高水準

医師もそうだが、資格が必要な職業の給料も高い。公認会計士、税理士は1042.5万円で4位、弁護士は1029.0万円で5位となっている。弁護士は39.7歳と平均年齢がやや若いことから、法律事務所などに勤めている弁護士の影響が強いと思われる。個人で開業している弁護士なども含めると、さらに平均年収は高くなるだろう。

7位は記者の822.1万円、8位不動産鑑定士の777.7万円、9位が歯科医師の757.1万円と続く。

上位は「専門的・技術的関連職業従事者」で、いわゆる専門職、技術職の職業が並ぶ。トップ10のうち9つを占め、20位以内にも一級建築士(14位、642.6万円)や、システム・エンジニア(18位、550.8万円)など、6つの職業がランクインしている。

運輸や通信に関与する職業は、航空機操縦士を筆頭に、13位電車運転士(643.2万円)、15位電車車掌(584.4万円)、19位航空機客室乗務員(544.4万円)と、上位に顔を出している。一方、タクシー運転者(105位、332.0万円)や、自家用乗用自動車運転者(111位、323.4万円)など、低水準にとどまる職業もある。

生産関連の職業は、17位の掘削・発破工(571.2万円)が最高。サービス関連は、101位の調理士(339.7万円)が最高で、すべて平均年収400万円以下となっている。

なお、役職者が含まれるため、基準は違うが、全産業の平均年収は491.2万円(平均年齢42.5歳、月収33.4万円、年間賞与90.6万円)だった。

会社は変えても、働き始めた職業をずっと続ける人はけっこう多い。業界や会社の給与水準だけでなく、こうした職種ごとの給与水準についても、頭に入れておいた方がいいだろう。

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