トヨタが初披露した「UX」と「スープラ」の形姿 ジュネーブショー2018の出展車を総まくり

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
拡大
縮小

ランボルギーニもウラカンの高性能オープンモデル「ペルフォルマンテ・スパイダー」を導入した。小規模メーカーながら度肝を抜いたのは、クロアチアのリマック・アウトモビリがワールドプレミアした「C_Two」だ。合計4基のモーターによる四輪駆動車で、なんと最高出力は1914馬力、最高時速は412kmに達し、航続距離も650kmにおよぶというこのクルマ、150台を市販予定とのこと。

ランボルギーニ「ペルフォルマンテ・スパイダー」(筆者撮影)

よりグラマラスでスポーティなスタイリングを早くから消費者に印象づけようという戦略なのだろう。スーパースポーツの分野でもマクラーレンの「セナGTR」、アストンマーティンの「ヴァルキリーAMRプロ」といったサーキット専用車のコンセプト・モデルが視線を集めた。

電気自動車の出品も相次いだ

そのほかのコンセプトカーでは、昨年のフランクフルト・ショーに続いて電気自動車(EV)の出品が相次いだ。ディーゼル・ゲート(排ガス偽装問題)を経て徹底したEVシフトを敷くVWグループは、アウディ「eトロン」、ポルシェ「ミッションEクロス ツーリスモ」、VW「I.D.ヴィジョン」という3ブランドのEVを揃えた。

アストンマーティンは2021年までに送り出すという超豪華サルーン「ラゴンダ ビジョン コンセプト」を、全固体電池を用いたEVとして提案。ルノーからは都市部のシェアード・モビリティとして電動の完全自動運転車「EZ-GOコンセプト」が出品された。

アストン・マーティン「ラゴンダ・ビジョン コンセプト」(筆者撮影)
次ページEVが人気を集める反面…
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【逆転合格の作法】「日本一生徒の多い社会科講師」が語る、東大受験突破の根底条件
【逆転合格の作法】「日本一生徒の多い社会科講師」が語る、東大受験突破の根底条件
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT