貯金があまりできない人は家計管理がヘタだ 収入と支出の正確な把握から始まる

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月にいくらまで使っていいのかをまずは知りましょう(写真:Naoaki / PIXTA)

「今度こそおカネを貯めたい」と思うものの家計管理は難しい。そのうち考えようと思いながらズルズルと先のばし。おカネのやりくりはいつもその場しのぎで何とかする。このような家計管理を繰り返している人はいないでしょうか。

拙著『年1回見直すだけ!ラクして貯まる!あきのズボラ家計管理』でも詳しく解説していますが、このような場合に有効なのは、家計管理とは何のためにするものなのか、基本から家計を見直すことです。

家計管理の基本とは

家計の基本とは、「収入-支出=貯蓄」です。

近年では「収入-貯蓄=支出」という計算式も多く紹介されています。しかし、この計算式は初心者にはハードルが高いことがあります。なぜなら、支出の大きさを知らずに強制的に貯蓄をしても、「貯蓄を崩してしのぐ」という本末転倒な事象がおきるからです。

そのため、家計の基本を理解するには、まずは「収入-支出=貯蓄」の計算式から入ることをおすすめします。家計管理に慣れてきたら、「収入-貯蓄=支出」に挑戦するという順番の方が確実です。

「収入-支出=貯蓄」の計算式を成立させるためには、まずは収入を知ること。次に支出を知ることが必要になります。この収入と支出を知るために、家計簿は必ずしも必要ではありません。家計簿を使わなくても、ある程度正確な収入と支出を知る方法を紹介します。無理なくおカネを貯めている人のほとんどは、この基本をしっかりと理解し実践しています。

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