就活生が「いま抱いている3大不安」の解消法 「出遅れ、書類落ち…」すぐに復活する方法

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企業の考え方は、大きく2パターンに分かれます。1つは、「学生が短期間で変わるはずがない」という考え方です。こうした企業は、一度落とした学生に対応する時間があったら、新規の学生にパワーを集中したほうがいいと考えます。

一方、『三国志演義』にあるように「士別れて三日なれば刮目して相待すべし」と考えている企業もあります。こういった企業では、インターン選考時にはNGだったものの、本選考時点ではどうなっているかわからないため、まっさらな状態で見ようとしています

企業がどちらのタイプかは、社内の人も知らない

どの企業がどちらの考え方に即して採用活動を行っているかは、会社の他のセクションの人も知らない人事部の秘密事項です。過去の採用活動の考え方を一新し、ある年から違った考え方にしたがって採用活動を行うことも、よくあります。

そのため、いったん落ちた会社にも、エントリーシートを提出する価値はあります。そして、安心してください。前者の考え方の会社は、その段階で落としてくれますから、かえって他の会社にパワーを注ぐことができるようになります。

いずれにしても、選考の合否を決定するのは、あくまでも企業側です。学生にできることは、合格を勝ち取るために努力することだけです。相手は変えられませんが、自分を変えることはできます。自分を変えることに注力すると、自然と不安やストレスを減らすことができます。

ストレス3:インターンへ参加したものの、成果が出せなかった

インターンに参加した学生からはよく、「成果が出せなかった」という相談を受けます。「グループワークの場で思ったよりも発言できなかった」「グループ内で価値を発揮できなかった」「周りの学生が自分よりもとても優秀に思え、この先、自分が選考に合格できる自信がなくなった」などが典型例です。

実際の選考では、企業側の採用予定数枠をめぐって相対評価で合否が決定されるため、周りの学生に比べて自分の発揮した価値の高低が気になることは、とてもよくわかります。

しかし、グループワークで発揮する価値は、グループメンバーや企業側から課されたテーマによって変わるものです。あるメンバーの、あるテーマのグループワークでは価値が発揮できなかったに過ぎないということもよくあります。

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