これからの学習は「親も学ぶ」姿勢が必要 「教育ママ」政井マヤさんと考える

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自身も子育てで課題を感じているという政井マヤさん

センター試験に代わり、2020年度入試から導入される「大学入学共通テスト(仮称)」の概要が明らかになった。出題形式も一新され、これまでの知識偏重型ではなく、能動的・主体的な学力が問われるものとなっている。AI・IoT技術が発展し、社会・産業構造が変わりゆく中、未来を担う子どもたちに真に養ってほしい力とは、自分で考える力であり、大学入試も同じ方向で改革していると言える。これからの時代に求められる力は、どのようにすれば身につくのか。自身も3児の母であり、タレント・キャスターの政井マヤさんと、創立以来、受験にとどまらない本物の学力を身につけることを目指してきたZ会小学生向けコース開発責任者である辻恵子さんが語り合った。

小学生の学習環境では今、タブレットが当たり前に

政井 子どもたちの教育については、いつも頭を悩ませています。小学4年生をはじめ、今3人の子どもを抱えていますが、私も仕事を持っていますので、どのように勉強を習慣化させていけばいいのか、いつも試行錯誤しています。最近、大学入試改革が進んでいるという話を聞きますが、それにともなって小学生の学習環境も大きく変化しているのでしょうか。

 今、小学生の学習環境は大きく変化しています。現在のお子さんはデジタル・ネイティブと言われる世代であり、家庭の学習でもスマホやタブレットを使いこなしている状況です。学校の授業でもICT化が進んでおり、電子黒板を使ったり、1人1台タブレットが用意されている学校もあり、学習の仕方やツールも大きく変わってきています。政井さんのご家庭でもデジタルツールは使われていますか?

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