節目は12月?米金融緩和縮小のタイミング

市場関係者が肩透かしを食らった9月の「現状維持」

世界中の金融関係者がかたずをのんで見守った9月18日のFOMC(米国連邦準備制度理事会)は、結局、現状の金融緩和維持。大方の市場関係者が予想した資産買い入れの縮小は見送りとなった。

「これはサプライズだ。あなたは今日、サプライズを狙ったのか」

FOMC後の会見では記者からこんな質問も出た。そう言われるのも無理はなかった。5月にバーナンキ議長が緩和縮小を示唆し、6月に「経済状況がFOMCの見通し通りならば」という前提で、「今年後半から資産買い入れのペースを減速し、来年半ばにも終了するだろう」と述べていたからだ。バーナンキ議長自身が縮小の可能性をにおわしてきただけに、「投資家は緩和縮小を予想していた。FED(米国連邦準備制度)は投資家を混乱させているのではないか」という記者もいた。

次ページなぜ見送った?
関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
J.フロントの財務改革<br>「店舗BS」の威力

「店舗BS(バランスシート)」を導入し、傘下の大丸、松坂屋で改革を進めるJ.フロント。不動産事業強化で「脱百貨店経営」に突き進む。山本社長は「大転換期。資産効率を高める」と語る。