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世界のトップエリートの話をしよう 容赦なくグローバル化する現代を生き抜くために

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(7)朝型で体を鍛える
 エリートはテレビをほぼ見ない。そもそも自宅にテレビがない。そして老若男女問わず皆、早寝だ。その日のうちには必ず寝ている。その代わり、朝起きて体を動かしている人が多い。
 体を鍛えることは、健康で時差や長時間労働にもびくともしない状態を作り上げることにつながる。加えて体を鍛えながら脳の機能を鍛え上げているのだ。エリートにとって、文武両道は合理的なのだ。運動と学習は密接に結び付いており、切っても切れない関係にある。

自ら打って出ることが必要

 グローバル化が進み、テクノロジーも進化し、何もしなければ不安ばかり増すこれからの時代は、自ら打って出ることが必要だ。そのためには準備をしっかりすること。上記のエリートの行動原則の7つを、最初から全部は無理でも、実践できるものからやってみることが大事だ。1 つでもやり始めたら、必ず何かが変わると思う。実際、私がそうだったから。
 そして何といっても「自分の頭で考える」訓練を積み重ねておくこと。他人の意見や世の流行に流されることほど危険で後悔のもととなることはないと思う。何が起こるかわからない時代こそ、何より自分で情報を集め、考え抜いて、結論を出すことが大切だ。どんな挑戦や結論をも受け入れられるよう、とにかく体と心は鍛えておくべきである。

田村 耕太郎 (たむら・こうたろう)
エール大学、ハーバード大学元研究員。その生き方が評価され、日本人政治家として初めてハーバードビジネススクールのケースの主人公となる。世界で最も多くのノーベル賞受賞者を輩出したシンクタンク、ランド研究所にて唯一の日本人研究員を務めた。新日本海新聞社相談役。2002~10 年まで、2期参議院議員を務める。その間、内閣府大臣政務官(経済財政・金融・地方分権・再チャレンジ各担当)、参議院国土交通委員長を歴任。早稲田大学、慶應大学大学院、デューク大学法律大学院、エール大学大学院国際経済および開発経済学科を各卒業。オックスフォード大学上級管理者養成課程(AMP)修了。ハーバード大学ケネディスクール危機管理プログラム修了。スタンフォード大学ビジネススクールEコマースプログラム修了。東京大学EMP8 期生。著書に『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』(マガジンハウス)、『君は、世界を迎え撃つ準備ができているか?』(中経出版)、『君は、世界がうらやむ武器を持っている』(大和書房)、『君に、世界との戦い方を教えよう』(講談社)などがある。
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