デルCEO、非上場化の“噂”認める

オラクル「オープンワールド」現地リポート(4)

非上場化の“噂”を「オラクルオープンワールド2013」の場で認めた、デルのマイケル・デルCEO

日本オラクルの親会社・米オラクルコーポレーションが主催し、米国サンフランシスコで開かれた、IT業界最大のプライベートイベント「オラクルオープンワールド2013」。

終盤に差し掛かった4日目の9月25日には、デルのマイケル・デルCEOが登場。IT活用事例の紹介には、テスコやレゴの担当者が登壇し、詳細な内容について講演した。25日の午後にはアメリカズカップ(160年の歴史を誇る国際的なヨットレース)の決勝がサンフランシスコ湾で行われ、オラクル・チームUSA(オラクルがスポンサー)を応援するラリー・エリソンCEOの姿が、ニュース番組に何度も映し出された。

マイケル・デルの描く、「非上場化」後の姿

オープンワールドでの講演は今回で10回目、というデルのマイケル・デルCEO。同社は非上場化するとのニュースが流れていたが、今回の講演でデルCEOは“噂”を認めた。「噂は本当です。株主の採決があり、上場ではなく、プライベートカンパニーになりました。答えは顧客のため。デルは全世界で数多くのすばらしい企業の手伝いをしている。世の中が大きく変わるなかで、新たなブレークスルーをするために必要だった」。

デルCEOは、変革のためにすでに大きな投資を行っていることを説明。「5年前にエンド・ツー・エンドで企業にソリューションを提供する会社になることを決断、M&Aなどで130億ドルの投資を行ってきており、昨年だけで50億円を投資している」と述べた。さらに、「先日、中国に行き、いかに急速に世界の中心地がシフトしているか実感した。1000年前までは経済の中心はアジアにあったが、その後ヨーロッパに、そして米国に移り、2025年までにはアジアにその中心が戻る。1000年前よりは少し北になるようだ」と、今後も伸びるアジア市場向けを強化する意向についても明らかにした。

オラクルとの提携関係については、自社製品とオラクルのデータベースの統合を例示。「デル・オープンマネージ」がそれで、「オラクルのデータベースとつながる。これで、履歴をみて何が問題があるのか、パフォーマンスの劣化の原因がわかる。作業の複雑性が排除できる」(デルCEO)と説明した。

中小規模の企業への取り組みの重要性についても、「世界最大の企業のためだけに開発してしまうと伸びている会社に対応できなくなる。大企業というものは、むしろ業界標準なものを求めている」(デルCEO)と指摘した。

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