「年末年始ビンボー」を回避するためのコツ 「節約カレンダ-」でうっかり支出を減らそう

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なお、昨年デパートの初売りを回ったときの感触では、デパ地下ではハムや焼き豚を詰め合わせたセットや、カニやマグロなどの贅沢魚介がお手頃価格で見受けられた。これらはハレの日食材のため、三が日が過ぎれば需要がどんどん落ちてくる。年末よりも正月を迎えてしまってからのほうが、これらハレの日食材は値が落ち着く印象だった。お正月は実家や旅行先でゆっくり過ごし、正月気分が抜けかけた頃に、あえてハレの日食材を買いに行ったほうがお手頃価格で手に入りやすいかもしれない。

年始といえば、福袋が毎年人気を集め、筆者は中でもハズレが少ない食品福袋をお勧めしているが、これをお年賀の品がわりに買い求めるのもいい。売価以上の品が入っており、しかも福袋ときくと縁起が良い響きではないか。

スイーツ福袋は子どものいるお宅へ、チーズやハムソーセージ福袋はワイン好きなお宅へ、和菓子福袋は実家のお年賀に、というのも気が利いている。ただし、数を限定する店が多いため、一家総出で買い回ったほうが安全だ。

筆者は昨年、バレンタイン用のチョコを1月の福袋で買い、それでまかなおうともくろんだ。1000円の福袋に3種類のチョコが入っていたので、1箱あたり約333円で手に入ったことになり、そのショップでの通常価格よりかなり安い。それぞれ包装してあるのでコンビニで買ったチョコよりは高級に見えるし、「コイツ節約したな」という印象は与えにくいと考えたのだ。もちろん、賞味期限も生鮮ものと違って長く、2月のバレンタインにも問題ない。大事な方向けにはともかく、家族用には十分だと思う。

さらに、1月中旬になると、ギフト品解体セールが始まる。お歳暮用の箱詰め品がバラ売りになり、こちらもカニ缶などちょっと贅沢な品を買うならお勧めだろう。

2月に入ると狙うは「冬物」

2月に入ると、家電量販店で冬物家電やあったか寝具の処分セールが始まる。3月には新生活用の家電を並べる必要があり、年度末商戦も始まるので、早く売り切って売り場をあけておきたいのだ。そろそろ買い替えを考えている人や、来シーズンのために安いところで拾いたいという人は、この時期が狙い目だ。春の声が聞こえてくると売り場の様子がガラッと変わるので、のんびり構えて買い逃しのないよう注意。

また、今年は冬季オリンピックシーズンであり、このようなスポーツのビッグイベントがある年には、ハイビジョンや4Kタイプのテレビが売れると言われている。平昌オリンピックに関しては楽観視できない事態が続いてはいるが、そのセオリーに立つとイベントをあてこんだ商戦は年明けには終わりに向かい、値段がこなれてくるのではと思われるので、家電量販店を冷やかしてみてもいいだろう。

また、バレンタインデーが終わるとチョコレート類がセールになるので、男性諸氏はそこでホワイトデー用の買いだめをしてしまうというのも手だ。

次ページ3月、4月は
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