40代男性こそ「のどの力」を鍛えるべき理由

鍛えるべきは、ボディーの筋肉だけではない!

冒頭でも触れましたが、肺炎は日本人の死因第3位。そして肺炎の症状の中でダントツに多いのが「誤えん性肺炎」です。つまり、「誤えん性肺炎」はすでに“国民病”になっていると考えることもできます。

「誤えん」とは、うまく飲み込めないことにより、食べ物や唾液が間違って、呼吸する道(気管~肺)に入ることです。食事のとき、むせたりせきをしたりすることがありますよね。そのとき起こっているのが「誤えん」です。つまり「誤えん性肺炎」とは、間違って肺に入った異物を足がかりにして、細菌が肺に感染してしまう病気なのです。「飲み込み力」が弱くなると、この「誤えん」が確実に起こりやすくなってしまうわけです。

では、「飲み込み力」を失わないようにするには、どうすればよいのか? それには、のどを意識的に上下に動かすことが最も効果的です。飲み込むという動作を「再現する」ことが重要なのです。

たとえば、テニスが上手くなりたいと思っている人は、実際にラケットを使ってボールを打つ練習をしますよね。それは、テニスで行う動作をそのまま再現しているから、最も効果的な練習になるわけです。

普段、私たちは食べ物や飲み物を飲み込むことを無意識に行っているので、意識的に飲み込む動作をしたことがありません。いつも無意識だからこそ、飲み込む動作を「再現すること」が大切なのです。

のど仏を意識的に動かすことを、すぐにできないこともあります。でも、コツをつかめば、必ずできるようになります。なぜなら飲み込む動作は、もうすでに1日700回も行っている動作だからです。

では、のどを意識的に動かすことができるようになるには、いったいどんなトレーニングを行えばよいのか。それを以下にお伝えしましょう。

たった1~2分でできる!「のど上げ体操」

最初にやっていただきたいのは、食べ物や飲み物を飲み込むとき、のどに指を当てること。このことにより、「飲み込む」動作を“思い出す”ことができます。とりあえず、これを2~3日やってみてください。

「飲み込む」動作の習得は、実は皆さんが胎児のときお腹の中で行ったのですが、それ以来“練習”していないので、思い出さずにいるだけなのです。ですから、自分がどのように飲み込んでいるかを確認し、飲み込み方を覚え直してください。

さて、私が考案した「のど上げ体操」はとても簡単。この体操は、口に含んだ水を飲み込み、のど仏が上がった状態をそのまま10秒間キープすることを最終的な目標とするトレーニングです。この動作を行うことにより、のどを引っ張り上げる筋肉を鍛えることができます(この筋肉を、私は「ごっくん筋」と呼んでいます)。

水を飲み込んだまま、のど仏が上がった状態を保つ

水をごっくんするとき、あごの下から舌の下にかけて(ごっくん筋がある)力が入っていることを確認します。のどが上がっている間は呼吸をすることができません。

次ページ「のど上げ体操」の目標
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創業43年のマイクロソフト。日進月歩のIT産業では古株。もはや時代遅れとの声も聞こえていた同社があらためて評価されている。革新をやめないテックの巨象をリポート。