富士フイルムが進めるクラウド活用戦略とは

先進企業が語るデジタル変革の最前線

2017年、富士フイルムはプライベートとパブリック双方のクラウド環境をシームレスにつないだ「VMware on IBM Cloud」を導入した。その背景には、経営層やビジネス部門から、データ量の爆発的な増加や激変するビジネス環境への迅速かつ柔軟な対応が求められていたことが挙げられる。サーバー統合の次のステップを見越した基盤システムの刷新によって、もたらされる成果とは。

あらゆるものがインターネットにつながるIoTやAIを駆使したデータ処理など、デジタル変革とも呼べるイノベーションは新しいビジネスチャンスを生み出している。その一方、ビジネス環境に大きな変化を強いているのも事実だ。取り扱うべきデータ量は爆発的に増大し、キャッチアップすべき市場ニーズやテクノロジーの変化はますます早まってきた。これまでは問題なく機能していた社内プラットフォームでも、不具合やムダとなる部分が生じたり性能の限界を感じたりする事例が増えてきている。

デジタル変革時代にビジネス成長を支えるものは何か。その答えのひとつとして注目されているのが、クラウド技術だ。クラウドを新しいデータ活用の時代のプラットフォームとすることでデータの収集や分析を確実に行うことができ、時代の変化にも迅速かつ柔軟に対応できるようになる。

2017年11月に東京で開催された「Digital Evolution Conference 2017~AI・IoT時代のビジネス基盤、成長エンジンとしての『クラウド』活用」では、そうしたクラウド技術の最新事例を学びに多くの聴衆が集まった。

特に注目を集めたのが、富士フイルムの取り組みだ。同社ではすでにオンプレミスでのサーバー統合基盤を構築し、プライベートクラウド環境を築いていたものの、さらに強固で確実に変化に対応することのできる基盤づくりのために「VMware on IBM Cloud」の導入を決定。プライベートとパブリック双方をシームレスにつなぐハイブリッドクラウド体制の導入を進めている。

富士フイルムホールディングス
経営企画部IT企画グループ グループ長 兼 富士フイルム 経営企画部ICT戦略推進室 マネージャー
柴田 英樹

「移行完了の際には、環境の変化や膨大なデータに迅速かつ柔軟に対応可能なIT環境を整備できるとともに、運用コストの45%削減が試算されています」と富士フイルムホールディングス経営企画部IT企画グループグループ長兼富士フイルム経営企画本部ICT戦略推進室マネージャーの柴田英樹氏は語った。

同社が「VMware on IBM Cloud」の導入を決意するに至った動機はなにか。どのような条件のもとで採用を決断したのか。「ベンダー9社の提案するソリューションを比較検討した結果、『VMware on IBM Cloud』の特に4つの点でメリットを感じました」(柴田氏)


下のバナーからダウンロードできるPDF「なぜ富士フイルムはIBM Cloudを導入したのか?」では、同イベントにおける柴田氏の講演およびインタビューをもとに、ハイブリッドクラウド環境がもたらす効果をまとめている。

クラウド活用の実情と具体的な最新導入事例を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてほしい。