「医学部受験には分析と戦略が欠かせない」

スタートダッシュから直前までの攻略法とは

問題量増加傾向を強める医学部入試問題に注意

2018年1月13、14両日の大学入試センター試験に続き、16日からは私大医学部入試も始まる。この時期に「やれることは限られますが、できることもあります」と指摘するのは医系専門予備校メディカルラボの佐分篤史・本部副統括だ。

近年の医学部入試は、一部の国公立大学を除き、問題量が増え、解答のスピードを求める傾向が強まっているという。英語の読解問題の文章や、化学・生物の実験考察問題の説明文章が長文化、数学・物理の問題の計算量が増えているのだ。佐分氏は「臨床医養成を目指す医学部は、将来の医師国家試験受験もにらみ、大量の情報を迅速に処理する能力を重視する姿勢を強めています。過去のボリューム感にとらわれず、今年はさらに増える可能性も考慮しておくことが大切です」と続ける。

ただ、スピードを要求する問題以外にも、時間をかけて深く考えさせる難問を織り交ぜる大学もあるので、素早く解答できそうな問題から先に解く工夫も求められる。「過去の入試問題をより短時間で解く練習をするなど、時間を上手く使う意識を持つだけでも結果は変わってくるはずです」と佐分氏は強調する。

佐分篤史/本部副統括

私立2次試験の小論文の問題傾向や面接スタイルも、大学によって異なる。複数の面接官の前で高校時代の取り組みなどを聞かれる標準的な面接もあれば、面接官と1対1でテーマを絞って掘り下げた質問を受けるインタビュー形式、事前に記入した面接シートに基づいた質問に答えるなど、大学によってさまざまだ。

「患者とのコミュニケーション能力が求められる臨床医としての適性だけでなく、医学部の6年課程を頑張り抜く意志の強さなどを見極める狙いもあるようです」と話す佐分氏は「1次試験の合格者分布では1点の差に数多くの受験生がひしめき合っている場合も少なくなく、大きな点差が付きにくいとも言えます。そこで、2次試験を重視する大学は増えているのです」と続ける。

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