ビットコイン投機は結局ババをつかまされる 「儲かっている初心者」ほど注意が必要かも

✎ 1〜 ✎ 132 ✎ 133 ✎ 134 ✎ 最新
拡大
縮小
ビットコインは米国でも先物取引が上場へ。今は「儲かっている投資初心者」ほど注意が必要なのかもしれない(写真:mounel / PIXTA)

日本株は6日に一時急落したものの、その後は急反発、高値圏で推移している。12月相場に過大な期待を持っていないカリスマ投資家の内田衛氏は、すかいらーくなど保有株を入念にチェック。当面の底値で買えた日本郵政はきっちり利益を確定した。そんな内田氏の目に異様に映ったのは、ビットコインの「超バブル現象」だ。カリスマ投資家はビットコインをどう考えているのか。いつものように「投資日記」を見ながら振り返ってみよう。

【11月20日 月曜日】優待目的保有のオエノンホールディングス(2533)が連日の年初来高値更新で、8円高の352円。また、同じく優待目的保有のすかいらーく(3197)は、10円高の1685円。両銘柄共、12月本決算で優待銘柄なので、そろそろ権利取りの動きかな。日経平均株価は、135円安の2万2261円と3日ぶりに反落。

ベインが売却!すかいらーく株はどうなるのか?

この連載の一覧はコチラ

【11月21日 火曜日】日経225先物は、240円高の2万2480円、NYダウは、72ドル高の2万3430ドルと欧州株高を好感。日経平均は、154円高の2万2416円。18時05分、すかいらーくが、11月28日付で、筆頭株主のべインキャピタル(2956万600株、15.03%)が東証におけるTOSTNET-1(立会外取引)により全株売却と開示情報。9時58分には、14円高の1699円の高値をつけたが、14時ごろから急落し、8円安の1677円の安値引け。

今年の6月は、公募・売り出し(PO)であったが、今回は企業または機関投資家など、どこが引き受けるのかわからないので、その動向によってはプラスになることもあるのではないだろうか? 新しく株主になったところが、5%以上保有することになれば、5%ルールによって報告しなければならないため、いずれわかるし、すぐに売ってくることはないと思う。

【11月22日 水曜日】日経225先物は、190円高の2万2640円、NYダウは、160ドル高の2万3590ドル。

すかいらーくが売り気配スタートで、9時03分、42円安の1635円で寄り付く。9時10分45秒、1625円で5000株買う。5400株保有中なので計1万400株。14時46分、70円安の1607円の安値をつけ、67円安の1610円で引けた。

同社は、12月本決算で、期末配当は、24円予想(6月配当16円)で年40円(配当利回り2.48%)。株主優待は、100株保有で、お食事券500円券6枚(3000円)が年2回、最大1000株保有で12月末(72枚、3万6000円)、6月末(66枚、33000円)もらえる。優待利回り4.28%となり、配当との合計利回りは6.77%となり、魅力的な水準だと思う。12月の権利付最終売買日は26日火曜日なので、約1カ月で半年分の配当と優待がもらえる。日経平均は、106円高の2万2523円と続伸。

次ページお目当ての「IRセミナー」へ
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT