働くあなたが「月曜午前」を警戒すべき理由

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「会社に行きたくない」と誰もが一度は思ったことがあるだろうが……
高血圧患者は今、世界に約10億人いると言われる。高血圧の恐ろしさとは、なんと言っても、ほとんど症状がないにもかかわらず、脳卒中や心筋梗塞、心不全などの重大な脳・心血管疾患を引き起こす一番大きな要因となっていることだ。特に日本では脳・心血管疾患が死因の上位を占め、不思議なことに、こうした心血管事故は月曜日の午前に集中的に起こっているという。しかも働き盛りの65歳未満のビジネスパーソンにのみ見られる傾向で、それには仕事のストレスが大きな原因となっているという。そのメカニズム、予防法とは何か。独立行政法人労働者健康安全機構・旭労災病院の病院長である木村玄次郎氏に話を聞いた。

脳梗塞や心筋梗塞は「月曜午前」に起こる

「会社に行きたくない」。誰もが一度はそう思ったことがあるだろう。特に休み明けの月曜日に憂鬱になる人が多いようで、自殺も月曜日が多いと言われている。だが実は、脳梗塞や心筋梗塞といった心血管事故も月曜日午前が多いことをご存知だろうか。しかも、この現象は30代~60代前半の勤労者、つまりビジネスパーソン特有の現象だという。その原因を明らかにすべく、このたび独立行政法人労働者健康安全機構・旭労災病院の病院長である木村玄次郎氏を中心とするチームが調査を行った。木村氏は、調査の背景について次のように語る。

独立行政法人労働者健康安全機構
旭労災病院 病院長
木村玄次郎

「勤労者において月曜日の午前中の心血管事故が多発していたのです。その要因としては高血圧が考えられました。血圧が高い状態が続く人を”持続性高血圧”といいますが、診察室で測定した血圧が正常でも、それ以外の時間で血圧が高くなる人を”仮面高血圧”と言います。この仮面高血圧でも持続性高血圧の人と同様に高い頻度で心血管事故を起こすことがわかりました。そして、勤労者における仮面高血圧を考えるときに重要になるのが職場で血圧が高めとなる”職場高血圧”で、職場でのストレスが原因で血圧が上昇しているのではないかと考えたのです」

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