散々虐待された三女が祖母と母に下した復讐

女子高生は絶対君主が支配する家で殺害した

弁護人:「どんなことをすると祖母は暴力を振るうのですか」

長女:「家の中を歩いていたら、突然たたかれていました」

弁護人:「祖母は三女を嫌いだったのですか」

長女:「『子どもは一人でいい』と言われていました。『犬猫みたいで嫌だ』とも」

弁護人:「暴力を振るわれて、(三女が)泣いたりすると祖母はどうしましたか」

長女:「うるさいと言って、声が出ないようにガムテープを口に巻きました。涙でテープがぐちゃぐちゃになってとれそうになると、口から頭にも巻き付けていました。鼻が少し出るか出ないかくらいの状態でした」

三女は小学校に上がる前の04年2月、児童相談所に一時保護された。祖母に足を引っかけられ、頭に重傷を負い、児童相談所が「虐待の疑いがある」と判断したためだった。

弁護人:「そのときのことを覚えていますか」

長女:「(三女が)自宅で顔を真っ白にして倒れていました。すぐに救急車で運ばれました」

弁護人:「その後、どうなると思いましたか」

長女:「ようやく祖母らが警察に怒られ、助かるんだと思いました」

弁護人:「児相の人には話を聞かれましたか」

長女:「はい……でも、聞かれた部屋の扉のすぐ向こう側に祖母と母がいました」

虐待がエスカレートするなかで

その後、母親が児相に三女を迎えに行き、三女は自宅に戻ることになる。

弁護人:「どう感じましたか」

長女:「大人を頼ることはできないと思いました」

児相の一時保護の後、三女への虐待はさらに深刻化していった。

弁護人:「方法が変わったのですか」

長女:「床下の収納部分に閉じ込められたり、冬でも裸で外に出されたりして水をかけられていました」

2月24日、裁判官からも虐待の内容を問われた。

裁判官:「今まで見た妹の虐待で一番ひどいのは」

長女:「食事が一番印象に残っています」

裁判官:「どのような」

長女:「小麦粉を焼いて、マヨネーズをかけて、生ゴミを載せられていました。はき出しても、無理やり口に入れられて、食べさせられていました」

裁判官:「生ゴミというのは、台所の三角コーナーにあるようなものですか」

長女:「台所の排水のところにあるものです。柿やリンゴの皮やへた、お茶の葉が多かったです」

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