プチ高年収でも貯金できない人の4つの習慣 本当の金持ちこそ「貯めるコツ」を知っている

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おカネが貯まらない人の問題は、「いつ投資した分が返ってくるのか、リターンを考えずおカネをかけていること」です。たとえば、本の購買行動だけでもわかります。本を買うだけ買って、読まずに積んだままにしている人などはこの残念なケースに見事に当てはまります。

ここで注意しなければならないのは、少し触れたように、自己投資とは「投資」という言葉がついているとおり、「リターンを考えるべきだ」ということです。

そして、そのリターンを得るのにかかる時間も考えなければなりません。つまり、自己投資は時間と費用対効果を考えて行う必要があるということです。「今は必要ないが、将来必要になるかもしれない」などと、後先考えずにおカネをかけている人は、必要なのか、そうでないのかの「棚卸し作業」をしてみるのがいいでしょう。

自分自身の「判断基準」を持っているか

3つ目は、「何かを買うときの判断基準がない」点です。つまり、おカネの使い方の基準がないので、勧誘を受けたりすると、流されやすい傾向があるのです。たとえば、甘いセールストークにつられてしまい、保険商品を購入したり、クレジットカードに入会するなどです。

保険は本来、必要最小限にかけるものなので、かけすぎるとあっという間に保険料はかさみます。またクレジットカードも同じ。最低限の枚数があればいいのに、利用もせずに入会したことを忘れ、年会費を払い続けているといった具合です。

また、おカネを貯められない人は、こうしたサービスだけではなく、やはり周りに流されてなんとなくモノを買ってしまう傾向があります。たとえば、友人と買い物に行った際、単なる付き添いのはずが、友人が洋服を買っているのを見て、自分も欲しくなり、財力がなまじっかあるので、つい
買ってしまうなどです。その場の雰囲気で買ってしまうと、一度も使わないまま、クローゼットやタンスに眠ることになってしまいます。

もちろん、本当に必要なものであれば、おカネを出すことに何の問題もありません。ここで重要なのは、「欲しい」ではなく「本当に必要かどうか」です。何かを買うときに必要かどうかという判断基準を持っていると、無駄な出費や衝動買いをぐっと抑えることができます。

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