再び円高?1ドル=111円台定着はあるのか

ユーロ円は独連立協議決裂で2カ月ぶり円高

 11月14日、午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の112円付近だった。午前はドイツの連立協議決裂のニュースでユーロが大きく動いたが、午後の各主要通貨の動きは限定的だった。写真は米ドル札と日本円。6月に撮影(2017年 ロイター/Thomas White)

[東京 20日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の112円付近だった。午前はドイツの連立協議決裂のニュースでユーロが大きく動いたが、午後の各主要通貨の動きは限定的だった。

午後のドルは小動き。値幅は上下15銭未満にとどまった。ただ、111円後半では底堅さも意識された。

9月8日の安値107.32円と11月6日の高値114.73円の38.2%戻しにあたる111.90円が下値支持線として機能しているもよう。

午後、安倍晋三首相は衆院本会議で、日銀の金融政策運営に関し「物価2%目標の達成に向けて、大胆な金融緩和を着実に推進することを期待する」と述べた。さらに「政府・日銀は緊密に連携し、あらゆる政策を総動員してデフレ脱却と力強い成長を目指す」と強調した。

市場の反応は限定的だったが「安倍首相の黒田東彦日銀総裁に対する考え方や、今後の金融政策に対する期待は注目ポイントになってきている。発言は重視すべき」(国内金融機関)との声が出ていた。

ユーロは早朝の取引で大きく動いたが、午後は小動きだった。

ユーロ/円は2カ月ぶり安値、独連立協議決裂で

早朝の取引で、ドイツの連立協議の決裂が伝わり、ユーロが1.1722ドルまで下落し、6日ぶりの安値をつけた。

ユーロ/円も早朝の高値132.19円から131.16円と1円以上下落。9月15日以来の安値をつけた。ユーロ/円での円買いは、ドル/円に波及し、ドルは一時111.89円と10月16日以来の安値を付けた。

その後は、五・十日の実需によるドル買いフローも手伝い、ドルは112.20円まで反発したが、正午前には再び111.96円まで反落するなど、上値が重い状況が続いた。

スポット市場では、短期プレーヤーのドル/円のロングがほぼ解消されたとの見方もあり、ロシアゲートを巡る捜査で新たな材料が出てこない限り、目先の下振れリスクは限定的との意見も聞かれた。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 112.07/09 1.1731/35 131.49/53

午前9時現在 112.01/03 1.1733/37 131.43/47

NY午後5時 112.07/10 1.1793/97 132.23/27 

 

(為替マーケットチーム)

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