日経平均3日ぶり反落、小型株やREITは堅調

相場全体下落でも東証1部値上がり銘柄6割超

 11月20日、東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反落した。前週末に米国株が下落したことに加え、外為市場では一時1ドル111円台後半までドル安・円高が進行。主力株を中心に売りが優勢となり、下げ幅は一時181円まで拡大した。写真は東京証券取引所で2012年6月撮影(2017年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 20日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反落した。前週末に米国株が下落したことに加え、外為市場では一時1ドル111円台後半までドル安・円高が進行。主力株を中心に売りが優勢となり、下げ幅は一時181円まで拡大した。ただ安値圏では押し目買いが入り下げ渋った。小型株は総じて堅調。東証1部の値上がり銘柄数は6割を超えた。

TOPIXは3日ぶりの小反落。外部環境以外の手掛かり材料が乏しく、東証1部の売買代金は10月18日以来、1カ月ぶりの少なさとなった。業種別では小売が上昇率でトップ。保険や証券の下げが目立った。

東京エレクトロン<8035.T>やファナック<6954.T>などハイテク関連の一角が弱含み、相場の重しとなった。ただ東証の規模別指数でTOPIX Small<.TOPXS>は0.66%高となり、小型株を物色する動きが広がった。

ちばぎんアセットマネジメント調査部長の奥村義弘氏は「日経平均が25日移動平均線(2万2102円00銭=20日終値)をキープできるかが短期的なポイント」と指摘。「米税制改革の実現はまだ何とも言えない状況であり為替の反応も気になる。自律的な上昇というよりは値固めの局面に差し掛かっている」とみる。

東証REIT指数<.TREIT>は連日の大幅高。米10年債利回りが頭打ちとなる中、「東証REIT指数は足元では利回りが4%台と、地銀などにとって魅力のある水準まで来ている」(国内証券)との声が出ていた。

個別銘柄では竹本容器<4248.T>がしっかり。17日に発表した業績予想の上方修正と、東証1部指定を受けた記念配当実施に伴う配当予想の増額修正を材料視した買いが優勢となった。インド市場への電気自動車(EV)投入に向けた提携を進めることで合意したと17日に発表したトヨタ<7203.T>とスズキ<7269.T>はプラス圏で取引を終えた。

半面、東芝<6502.T>が5%を超す下落。同社は19日の取締役会で、約6000億円の第三者割当増資を決議したと発表した。2018年3月末における債務超過は免れ、同時点における上場廃止も回避される見通しとなったが、増資による株式価値の希薄化を嫌気する売りが優勢となった。

東証1部の騰落数は、値上がり1263銘柄に対し、値下がりが700銘柄、変わらずが74銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22261.76 -135.04

寄り付き    22279.98

安値/高値   22215.07─22410.24

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1759.65 -4.11

寄り付き     1756.38

安値/高値    1753.88─1763.78

 

東証出来高(万株) 145466

東証売買代金(億円) 23496.25

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