ドルの上昇失速、米税制などに不透明感

FOMCの新しい顔ぶれも上値を抑える

 11月6日、終盤のニューヨーク外為市場では、主要6通貨に対するドル指数が小幅低下。写真はドルと円の紙幣、2010年9月撮影(2017年 ロイター/Yuriko Nakao)

[ニューヨーク 6日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、主要6通貨に対するドル指数が小幅低下。米税制改革法案の行方や、将来の米連邦公開市場委員会(FOMC)の顔ぶれを巡る不透明感がドルを圧迫している。

終盤の取引で、ドル指数<.DXY>は0.19%低下し94.764。9月中旬以降、約3%上昇していた。

ドル/円は0.31%下落。

ユーロ/ドルは0.03%安。

シリコン・バレー銀行のシニア為替トレーダー、ミン・トゥラング氏は「ドルの上昇は幾分失速した」と指摘した。

下院歳入委員会は6日、共和党が前週公表した税制改革法案の修正事項を巡る審議を開始した。

また、ニューヨーク連銀は同日、ダドリー総裁が2018年半ばまでに退任することを確認。同総裁はFRB内で影響力が大きく、金融危機時には異例の金融緩和策の導入を推進した1人でもある。トランプ米大統領は前週、米連邦準備理事会(FRB)次期議長にパウエル理事を指名したばかりで、今後のFOMCメンバーの顔ぶれは大きく変わることになる。

前出のシリコン・バレー銀のトゥラング氏は「不透明性がある程度払拭されるまで、ドルに対しやや弱気な姿勢が続くだろう」と述べた。

ポンド<GBP=>は対ドルで0.73%上昇。ポンドは前週、イングランド銀行(英中央銀行)が10年ぶりの利上げに踏み切り、向こう3年間は「非常に緩やかな」追加利上げが必要になるとの見通しを示したことを受け、1カ月ぶりの水準に下落していた。

カナダドル<CAD=>も対米ドルで小幅高。原油価格が2015年7月以来の高値をつけたことが背景。

ドル/円 NY終値 113.68/113.72

始値 114.07

高値 114.19

安値 113.70

ユーロ/ドル NY終値 1.1609/1.1611

始値 1.1592

高値 1.1616

安値 1.1581

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