ベンチャーで進む「仕事の断捨離」最前線

会議室も飲み会も社内メールも捨てた!

UZUZの断捨離MTG。「これは必要だから残すべき」など率直にみんなが意見を出し合う(写真:編集部 高橋有紀)
始業時間も就業時間もなく働きづめで、オフィスの床に寝袋でゴロ寝。ベンチャー企業には、こんなイメージが付きまとう。それも今は昔。「働き方改革」をボトムアップで実現していた。
大企業ではなかなか進まない働き方改革。制度をつくるのではなく不要なものは捨てていくのが、フットワークの軽いベンチャー企業の得意なやり方だ。彼らは何を捨て、何を得たのか。

「嫌なこと」「無駄なこと」を断捨離する会社

【UZUZ】
2012年設立/社員35人/若手人材に特化した人材紹介事業
無礼講で断捨離 有休消化率が倍に

第二新卒・既卒・フリーターに特化した人材紹介サービスのUZUZ(ウズウズ)は、四半期に一度、「断捨離MTG(ミーティング)」なるものを開催している。

AERA (アエラ) 2017年 11/13 号【特集:AbemaTVの突破力 「72時間ホンネテレビ」の舞台裏】

その名の通り、業務や会社のムダを「断捨離」するためのミーティング。取材した日は、営業からバックオフィスまで、各部署から8人が参加していた。

事前に全社員35人が「嫌なこと」「無駄なこと」を申告。それらを書き込んだ付箋が貼られたホワイトボードを囲み、集まった8人で「何をやめるか」「どうしたら効率化できるか」を話し合う。この日挙がった「嫌なこと」の一例は、「電話ヒアリング中の大きな話し声」。

「確かにこれはカスタマーサポート(CS)の業務に支障をきたすよね」

「遠くの人に話しかけるとき、島を挟んで話すのもうるさい。近くまで歩いていって話そう」

「あ、それ俺だわ」

「盛り上がっている人たちは気づかないから、気づいた周りの人がトーンダウンするように言ってあげるのがいいよね」

「気づきやすいのはCSの隣の席? じゃあ、水野さんがCSに気を使う大臣ってことで」

貼り出したすべてに改善策を用意する。必要なら、「担当大臣」も決める。この日は27の「嫌なこと」「無駄なこと」を断捨離した。

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