27歳独身女性が「彼氏をもう1人」つくる事情

そこにはマンネリの関係や承認欲求がある

決定的だったのは、真由美さんの母親が病気で入院したときに、見舞いに来てくれたのはセカンド彼氏だったことだ。このとき真由美さんは、他人の家族さえも大切にできるセカンド彼氏の懐の大きな優しさに感銘を受けた。

収入の安定しないファースト彼氏のことをもともと快く思っていなかった母親は、この見舞い以降、真由美さんに対して「選ぶんだったら絶対こっちの男(セカンド彼氏)にしなさい」と繰り返し話しているという。こうして、母子そろってセカンド彼氏に対するラブコール度合いは日増しに高まってきている。

そんなセカンド彼氏から最近求婚されたという真由美さん。まだ気持ちの踏ん切りがつかないため、返事は保留しているが、近い将来どちらを選ぶか決断を迫られるタイミングが訪れそうだ。

「男性にモテない自分」は、受け入れがたい

これに対して、優香さんのケースでは少々状況が違う。優香さんがセカンド彼氏を作る理由、それは異常なまでに強い「承認欲求」だ。

実は優香さん、セカンド彼氏を作るのはこれが初めてではない。ここ3年間で、一夜限りの体の関係を持った男性の数は10人以上、2~3回の関係を持った男性も5~6人いる。というのも、優香さんはつねに「モテる男に気に入られたい」という承認欲求が極めて強い女性だからだ。

優香さんは25歳になる頃に、「今が女性としてのピーク」との強迫観念にかられた。25歳以降女性としての価値が減退し、自分が徐々に男性にモテなくなる未来に恐怖を覚えた。優香さんにとって「男性にモテない自分」は、受け入れがたい、決してあってはならない脅威の存在だ。その恐怖から逃れるために必要なのが、自分を必要として求めてくれるセカンド彼氏なのだ。

優香さんの持つ異常なまでの承認欲求が形成されたルーツは、子ども時代にまでさかのぼる。しつけの厳しい両親に育てられた優香さんは、物心ついたときからつねに親から褒められたいという気持ちが強かった。

そうして幼少の頃より他人の目を気にする傾向が強かった優香さんは、小学校3年生のときにクラス内の女子の間で形成されるスクールカーストの存在に気づいてしまう。カーストの上位にいたいと思いつつ、最上位に君臨する力量がなかった優香さんが選んだ答えは、女ボスに気に入られるためにひたすら奉仕することだった。

この頃から、優香さんの行動規範はつねに相対評価となった。「集団の中で目立っていたい」。他人から自分がどう見られているか、周囲から自分がどのように見られているか、これらの動機を満たすためむやみに行動した。

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