オンライン×英語というMBAの新潮流 グローバルリーダーのための新たな学び方

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「通学をしないで学べることから子育て中の女性もいます。先ほど挙げた、クラスメートにアドバイスを求めた起業家というのは、フィリピンの学生です。また、南アフリカに住む学生もおり、授業に参加するために午前2時頃に起きています」と中村氏。オンラインだけでMBAが取得できるプログラムである一方、通学とのハイブリッドにも対応。また、1科目のみの受講から始められる制度や、英語でのビジネスコミュニケーション能力を高めたいというニーズに対応したイングリッシュ・マネジメント・トレーニングというエントリー科目も提供している。

“創造と変革の志士”を養成する

ベンチャー企業としての創業経験を生かし、ビジネスリーダーの育成に取り組んできたグロービス経営大学院。時代の要請をとらえて、つねに進化を果たしてきたからこそ、日本最大規模のビジネススクールになったのだろう。現在は特に、新しいテクノロジーが次々と登場する中で、テクノロジーとイノベーションを掛け合わせた「テクノベート」という言葉を提唱し、「インダストリー4.0」や「デザイン思考と体験価値」などの新しい講座を開講している。こうした進取の気性を考えれば、MBAを英語×オンラインで学ぶという新たなプログラムは、グロービスらしいプログラムであると言える。

「私どもの使命は、”創造と変革の志士”を養成することです。つまり、”志”という自らの人生のゴールを設定し、社会を創造・変革していく個人を増やすということ。MBAの教育機関でこういったことを教育の核に据えるのはユニークだと思いますが、この理念にひかれて日本に来られる海外の留学生も多くいらっしゃいます」と中村氏。

国内外の学生が集うオンライン英語MBAプログラム。インタビューの最後に中村氏は語る。

「ここで学んだ学生たちがグローバルリーダーの要件を身につけ、さまざまな領域で結果を出す。そして、卒業後もともに学んだ仲間や世界中の人々と切磋琢磨する。そうした積み重ねによって、アジアでMBAといえばグロービス、と最初に名前が挙がるようになるのだと考えています。世界に、創造と変革のリーダーを一人でも多く輩出し続けていきたいと思います」

オンライン英語MBAプログラムの学生も参加する東京校での特別科目「Japan MBA Experience」
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