「嫌われる営業マン」の話し方、よくある7大NG 「早口、強引、上から目線…」あなたは大丈夫?

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最後は、初対面から「なれなれしく」話しかけてくることです。

営業トークは「真摯な言葉と気持ち」で

【7】初対面なのに「なれなれしく」話しかけてくる

「これね、このスイッチを操作するだけなの。やってみる?」
「……うんうん、そうなんだ。じゃあ、こっちの商品がいいかも。どう?」

初対面で早々からタメ口のように「なれなれしく」話しかけてくる人も、結構いたりしますね。

「早く相手との距離を縮めたい」という気持ちからの行動かもしれませんが、どんな人かわからないうちに、いきなりなれなれしく話しかけるのは、かえって相手に不信感を持たせてしまいます。

「なれなれしく話す」ことでは相手との距離は縮みません。真摯な言葉と気持ちで接することが大切です。

【「嫌われる人の営業トーク」7つのNG】
・「一方的に早口」で話しまくる
・商品を「強引」に勧めてくる
・「他社の悪口」を平気で言う
・商品の「いいところ」しか言わない
・「買わないと損をする」と恐怖心をあおる
・「上から目線」の話し方をする
・初対面なのに「なれなれしく」話しかけてくる

以上、「嫌われる営業マンの話し方」を挙げてみました。

「営業トーク」は、一生懸命頑張ろうと思うあまり、ついつい自分中心に話してしまいがちです。でも、誰だって「イヤな話し方」「不愉快な話し方」をする人から、商品を買いたいとは思わないものですよね。

私は「営業マン向けの研修」に講師として呼ばれることもよくありますが、「話し方」「聞き方」を磨くだけで、その人の印象は随分変わります。「こんにちは」「ありがとうございます」など、同じ言葉で「声」を変えるだけでも、印象はぐんと変わるものです。

「聞き方」「話し方」を磨き、「好印象の声」を身に付けることができれば、あなたの営業成績もアップしますよ!

魚住 りえ アナウンサー

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うおずみ りえ / Rie Uozumi

フリーアナウンサー。元日本テレビアナウンサー。ボイス・スピーチデザイナー。大阪府生まれ、広島県育ち。1995年、慶応義塾大学卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティー、情報番組などジャンルを問わず幅広く活躍。代表作に『所さんの目がテン!』『ジパングあさ6』(司会)、『京都心の都へ』(ナレーション)などがある。2004年に独立し、フリーアナウンサーとして芸能活動をスタート。これまでおよそ500本の作品に携わる。とくに各界で成功を収めた人物を追うドキュメンタリー番組『ソロモン流』(テレビ東京系列)では放送開始から10年間ナレーターをつとめた。各局のテレビ番組、CMのナレーションも数多く担当し、その温かく、心に響く語り口には多くのファンがいる。また、およそ30年にわたるアナウンスメント技術を活かした「魚住式スピーチメソッド」を確立し、現在はボイスデザイナー・スピーチデザイナーとしても活躍中。声の質を改善し、上がり症を軽減し、相手の心に響く「音声表現」を教える独自のレッスン法が口コミで広がり、「説得力のある話し方が身につく」と営業マン、弁護士、医師、会社経営者など、男女問わず、さまざまな職種の生徒が通う人気レッスンとなる。現在は、定期的に10~15人を募集し、スクールでグループレッスンを行っている。魚住式スピーチメソッド

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