ラスベガス銃乱射、無念の犠牲者たちの横顔 教師や3児の母親も犠牲になった
●リサ・ロメオムニスさん
ロメオムニスさんは、ニューメキシコ州ギャラップの高校の事務職員だった。同州の地元紙が伝えた。最近では、処分を待つ生徒のサポート役を勤め、外交的で、親切で思いやりがある人柄だったという。
●ジョーディン・リベラさん(21)
リベラさんは、カリフォルニア州立大サンバーナーディーノ校でヘルスケア管理を学ぶ大学4年生だった。同州ラベルヌ出身で、ボニータ高校を卒業。同大のモラレス学長は、「彼女の温かくて楽観的な人柄や、エネルギーや親切な心を忘れないだろう」とフェイスブックに書き込んだ。
●ジェシカ・クリムチャクさん(28)
クリムチャクさんは、カナダのアルバータ州在住で司書として働く、4人の子どもを持つシングルマザーだった。婚約者と共にラスベガスを訪れていたと、カナダのグローブ・アンド・メール紙が報じている。「とても良い母親で、4人の素晴らしい子どもを立派に育てていた」と、クリムチャクさんの祖母マーガレットさんが同紙に語った。
射殺される直前に妻を救った
●ソニー・メルトンさん(29)
テネシー州ビッグサンディ在住のメルトンさんは射殺される直前に妻ヘザーさんを救った。「彼が私をつかんで走り出した直後に、彼が背中を撃たれたのが分かった」とヘザーさんはナッシュビルのWSMV-TVに語った。メルトンさんは看護師として、ヘザーさんは整形外科医として地元の病院で働いていた。
●クリス・ロイバルさん(28)
カリフォルニア州コロナ在住のロイバルさんは退役海軍軍人で、アフガニスタンでの従軍経験があった。胸を撃たれて死亡した、と妻ディクシーさんがロイターに語った。アフガニスタン従軍の記憶に悩まされながらも、冒険好きで人生を楽しもうとしていたと、ディクシーさんは話す。「音楽が大好きで、いつも何か歌っていた。カラオケが得意だった」。彼の腕に描かれたたくさんのタトゥーには、かつて住んだラスベガスを称えたものもある。退役後は、ジムに勤務していた。