国際関係学部の新たなチャレンジ

ジョイント・ディグリー・プログラム2018年4月、始動。

立命館大学国際関係学部が2018年度から大規模な改革を実施する。焦点は、アメリカン大学と完全に統一したカリキュラムで行う国際連携学科の開設だ。この学科を選んだ学生は最初の1年半、立命館で学び、次の2年はアメリカン大学で学び、最後にまた立命館に戻ってくることになる。一般的な留学と異なる新しい学びのスタイルで、グローバル国際関係学を学び、日本と世界のインターフェイスとなり得るグローバル人材を育成しようというこの試みは、国内外から早くも大きな注目と期待を集めている。

立命館大学の改革の歴史そのもの

欧米からの視点だけでなく、
アジアからの視点でも
国際関係を学べるようにします。

君島東彦
国際関係学部長

「これはすごいものができた」

30年ほど前のこと。米国留学から帰国した直後、立命館大学に国際関係学部ができることを知った君島東彦氏は、そう思ったことを今でも鮮明に覚えている。当時、まだ大学院生だった君島氏は現在、奇しくもその国際関係学部の学部長を務める身だ。

1980年代は日本と世界が大きく転換した時代であった。日本は80年代後半からバブル景気が始まり、企業は積極的に海外に投資をし、グローバル化にかじを切っていった。一方、ソビエト連邦(現在のロシア)ではゴルバチョフ政権がペレストロイカ(改革)とグラスノスチ(情報公開)を推進し、東西冷戦の終結へ向けた歩みを進めていた。

国際関係学部が開設されたのは、その80年代のさなかの88年のことであった。

「いまでこそ国際系学部のある大学は少なくありませんが、当時はほとんどなく、西日本ではこれが初めてでした。世界体制がドラスティックに転換していく直前の国際関係学部創設は、まさに時宜を得たものでした」(君島学部長)

このころ、立命館大学は改革の方向性を盛んに議論していた。その一つの方向性が国際関係学部の創設であった。以後、立命館大学は改革を次々に推進していった。そして常にその先頭に立っていたのが、国際関係学部であった。「国際関係学部の30年の歩みは、立命館大学の改革の歴史そのもの」(君島学部長)だったのである。

学部そのものがグローバル化を体現

国際関係学部では少人数制のクラスで対話型の授業を行うなど、教育イノベーションを実践し続けた。91年にはアメリカン大学と学術交流協定と交換留学協定を結び、教員や学生の交流を行うとともに、日本初のデュアルディグリー(DD)・プログラムも開設した。このプログラムは、立命館大学とアメリカン大学両校で学び、両校の学位を取得できるという画期的なものであった。さらに2011年にはすべての授業を英語で行うグローバル・スタディーズ専攻も開設した。

現在、国際関係学部で授業が行われている外国語は全部で8言語。海外からの留学生には日本語の授業も行っており、立命館大学の中で最も多様な言語を教えている学部の一つでもある。教員の出身も11カ国に及び、教授会は同時通訳が入って行われている。国際関係学部は学部そのものがグローバル化を体現しているのである。

これまでの卒業生は約7500人。キャリア外交官になったものもいれば、国際機関や大手総合商社に勤務する者もいるし、大学教員になっている卒業生も少なくない。

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