民進が希望に合流、衆院選で候補者を立てず

民進党公認候補は希望の党に公認申請へ

民進党の常任幹事会であいさつする前原代表(左から3人目)(28日午前10時42分、民進党本部で)

民進党の前原代表は28日午前、党本部で開いた執行役員会で、衆院選では民進党から候補者を立てず、現在の公認候補予定者約200人については希望の党(代表・小池百合子東京都知事)に公認を申請し、希望の候補として出馬させる考えを表明した。

民進党衆院議員は事実上、希望に合流することになる。

前原氏は、幹部を集めた執行役員会で「民進党は希望の党と一緒に今回の選挙を戦っていく」と述べ、小選挙区も比例単独も候補者を擁立しない方針を説明。前原氏自身は無所属で戦う考えも示した。執行役員会はこれらの方針を了承した。

希望は党綱領で「寛容な改革保守」を掲げ、憲法改正にも前向きだ。民進党内には旧社会党出身者などのリベラル系の議員もおり、リベラル系の一部が合流に反発する可能性もある。

執行役員会に続いて開かれた、地域代表を含めた常任幹事会では、前原氏が求めた「希望との交渉及び当分の間の党務は代表に一任する」ことに対し異論も出たが、最後は了承された。

民進党には参院議員が48人いる。参院側は民進党として残る方向だ。

前原氏は、28日午後の両院議員総会で党所属の全議員に合流方針を示す。

民進議員への対応について、希望は原則として受け入れる方向だ。小池氏は27日夜のテレビ番組で「一人一人の考え方を確認する」と述べ、憲法改正や安全保障に関する姿勢を基準に判断する考えを示した。一部議員の受け入れを拒否する可能性もある。

一方、日本維新の会の馬場幹事長は国会内で記者団に、「希望の党と方向性は一致している。無駄な同士打ちをしても自民党を利するだけで、どういう方法があるか協議していく」と述べ、希望と選挙区調整を行う可能性を示唆した。

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