教師の激務は「一斉退勤日」導入で変わるか

福井市が、週1回の6時帰宅を検討

福井市役所=福井市大手3丁目

福井市、全小中学校で一斉退勤日を2学期から導入

福井市内小中学校の教職員の働き方改革に向け市教委は21日、午後6時の一斉退勤日を週1回導入するほか、人事異動直後の多忙さに配慮し1学期の始業日を2日遅らせ4月8日とし、お盆の日直業務を廃止する方針を明らかにした。

同日開かれた市議会予算特別委員会で、玉村正人委員(市民ク)の質問に答えた。

退勤時間が午後8時以降になる教職員が多く、今年6月の80時間以上の超過勤務者(中学校の部活動時間も含む)は、小学校68人で全体の8%、中学校は199人で全体の47%を占めている。

一斉退勤日の導入は10月18日から始まる本年度の2学期から。市内で独自導入している小学校はあるが、市教委として制度化する。主に水曜日に設定。午後6時から同6時半ごろまでの中学校の部活動を、同5時半までに終えるとしている。

1学期の始業日は現在、市立学校管理規則で4月6日と定めている。同1日の人事異動発令から5日間しかないため、引き継ぎ業務や、新年度方針を決める会議の集中により、多忙化が課題となっていた。

そこで来年度から春休みを2日間延長、同8日を始業日に設定し忙しさの緩和を目指す。代わりに夏休みは2日間短縮し8月26日までとする。来年度は4月8日が日曜日のため、始業日は同9日を想定している。

基本的に授業がある日と夏休みなどの長期休暇期間の平日に行っている日直業務は、来年度からお盆期間の8月14~16日は廃止し学校を閉鎖する。県内では本年度から永平寺町が実施している。

働き方改革については、市校長会からメンバーを募り7~8月に3回会議を開いて骨子案をまとめた。10月2日の市校長会で正式に了承してもらい、順次保護者にも通知する。合わせて本年度中に管理規則を改定する。

玉村委員は一斉退勤日導入について「仕事量が減らない限り帰れない。帰れたとしても持ち帰るか、早朝にやることになる。仕事量が減る方策をお願いしたい」と指摘した。

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