独り勝ち続くユニクロ、怒濤のパンツ600万本大攻勢

独り勝ち続くユニクロ、怒濤のパンツ600万本大攻勢

昨秋から続く衣料品の低迷。この春夏もほとんどの百貨店や専門店が苦戦を強いられ、業績修正も相次ぐ。だが「ブラトップ」などのヒット商品を連発し、“独走状態”のユニクロは別。さらに攻勢をかける構えだ。

秋商戦では目玉として女性向けの「スリムボトムス」を投入。細身の美脚シルエットと豊富なカラーバリエーションを売りに、600万本を販売する計画だ。ユニクロはこの2年間、手薄だった女性向け商品の強化に取り組んできた。今回はイメージキャラクターに藤原紀香さんを起用し、広告宣伝も大々的に実施。「自信作を黙って店頭に並べていても消費者は気づいてくれない。これだけ厳しい環境下で生き残るには、あらゆる媒体を駆使し、商品の詳細な情報をニュースとして伝えることが必要」(大苫直樹COO)と力を込める。

一方で注目されるのは、大手海外アパレルの日本上陸だ。9月13日、世界28カ国で1500店超を展開する衣料品専門店の「H&M」が、いよいよ銀座に日本第1号店を開く。同社は最先端のトレンドを取り入れたファッション性の高い品ぞろえが特徴で、価格帯はユニクロとほぼ重なる。これに対しては、「新規プレーヤーの参入でマーケット全体が刺激されるので、われわれにとっても大きなチャンス」(大苫氏)との構え。活性化の期待があるとはいえ、消費者の財布のひもは簡単に緩みそうもない。はたしてユニクロの独り勝ちはどこまで続くのか。

(堀越千代 撮影:尾形文繁 =週刊東洋経済)

関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
行き詰まる東電支援<br>原発最後の選択

賠償費用も廃炉費用も想定から大きく上振れし、東電支援スキームは破綻の瀬戸際。東電の発電所を売却し、その代金を賠償や廃炉費用に充て、東電を送配電会社に再編する構想が浮上。