スマホの“波”、家庭用プリンタにも及ぶ

エプソンやキヤノンが新製品で対応機能拡充

2012年の世界出荷台数が約6億7000万台となったスマートフォン(ディスプレイサーチ調べ)。今年にも従来型携帯電話の出荷台数を逆転すると目されている。「いつでもどこでもネットにつながる」だけでなく、デジタルカメラ、カーナビゲーション、音楽プレーヤー、ゲーム機など、さまざまな電子機器(デバイス)の機能を持ち、それらの市場を侵食したり、変容させたりしているモバイル機器だ。

たとえば、デジタルカメラでは、スマホのカメラ機能の進化でコンパクト型の市場が急速に縮小。カメラメーカー各社ともに、低価格デジカメのラインナップ縮小や、無線通信のWi-Fi対応によってスマホとの連携を強化するなどといった対応に追われている。

こうした“波”が、家庭用プリンタにも及んでいる。

写真プリント、3枚に1枚は「スマホから」

インクジェットプリンタ大手で国内シェアを二分するセイコーエプソンとキヤノンは、9月投入のインクジェットプリンタの新製品で、それぞれスマホ対応機能を拡充した。近年、デジタルカメラからの写真プリントが減少傾向である一方、スマホからのプリント量が増加。今や3枚に1枚の写真プリントがスマホになっている状況に対応した措置だ。

セイコーエプソンのインクジェットプリンタ「カラリオ」シリーズは、新製品の全機種が無線LANに対応。また、従来から展開しているスマホと無線接続してプリントやスキャンができるアプリ「Epson iPrint」に加え、さらにスマホ連携を強化した新アプリ「Epson Creative Print」を投入する。

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