新型iPhoneは「発表会場」も史上最強だった アップル好きが待ち望んだ「もう1つ」の事

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1000人も座れるホールながら、傾斜がつけられており、コンパクトな印象が強い(筆者撮影)

筆者は今回のイベントでは、イベント中の写真撮影とタッチアンドトライ会場への移動のしやすさを考慮し、中央の最後列に座ったが、それでもイベントのステージは見やすく、またゆったりとした幅のシートは快適だった。

今回は世界中から集まったプレスに加え、選ばれた社員も着席し、1000人収容のホールが埋め尽くされた中で、ホールの名前にもなった共同創業者のスティーブ・ジョブズ氏の意志を受け継ぐ思いが込められた新キャンパスが紹介された。

なお、今年4月から社員の引っ越しが始まっているが、まだすべての社員の引っ越しが完了しているわけではないという。

壁がなくなり「展示スペース」が現れた

展示スペースには多くの報道陣が一斉に押し寄せた(筆者撮影)

地上のロビーから地下に降りてきた際、ロビーの真下のスペースは、地上のガラスの壁と同じ弧を描く壁で仕切られていた。

しかしイベントが終了すると、その壁が取り払われており、新型のiPhoneを手に取ることができる展示スペースが現れていた。おそらく、可動式の壁が用意されており、開演中に開放したものと考えられる。

前述のホールの開放部といい、スペースを有効活用したり、イベントを円滑に進めるためのギミックがいくつも用意されているホールになっている。

展示スペースには弧を描くように細長いテーブルが置かれ、各新製品に触れることができる機会を提供していた。この展示スペースには多くの報道陣が一斉に押し寄せており、集まったプレスの人数に対して、若干、手狭に感じた。

次ページ細部にもこだわりがある
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