50代を迎える女性が意識する肌ケアの基本 自己流は禁物、正しい理屈を知っておこう

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化粧水の量は少なすぎても多すぎてもいけません。化粧水の説明書を読んで適量をつけましょう。特に量の説明がない場合は、手のひらに10円玉くらいを出して2、3回に分けてつけます。

おでこ、眼の周り、頰、鼻、口周り、あご、あごの周り、耳の後ろ、首に丁寧につけます。

つけ方は、手のひら全体を使って、顔を包み込むようにして、皮膚にしみこませるようにします。こすったり、たたいたりするのはNG。しみやくすみの原因となります。コットンより手がおすすめです。手の油分や温かみで化粧水が肌になじみやすくなります。

コットンパックをする方は、3分以上はしないように。長く放置すると、吹き出物ができたり、乾燥する原因になります。

美容液をつける場合、通常は化粧水の後につけます(メーカーによっては順番が逆の場合もあります)。美容液では、肌のトラブルにあった有効成分を補うことができます。たとえば、美白、しわ、たるみ、くすみなどです。

年齢に合ったケアを心掛ける

(4)肌の乾燥を防ぐ

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肌のお手入れの順番は、普通のパターンでしたら、

化粧水→美容液→クリーム(乳液)

となります。

化粧水と美容液で肌を整え、有効成分を補い、クリームの油分によってふたをします。クリームまたは乳液は油分を含んでいますので、肌の表面の乾燥を防いでくれます。

本来、肌には皮脂という油分があり、乾燥から守ってくれています。肌のバリア機能が正常に働いている方は、クリームや乳液は必要ありません。ただし、50代からは女性ホルモンの低下により、肌のバリア機能も低下します。年齢によってケアを変えていくことは、いつまでもきれいな肌を保つために必要です。

伊勢田 愛 ソフィーエステティック代表

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いせだ あい / Ai Iseda

1964年生まれ。千葉県出身。国家公務員、英語講師、英語翻訳家、ITベンチャー会社勤務、ITエンジニアなどさまざまな仕事を経験。30代の多忙な時期にエステサロンに通い健康維持に役立った経験から、40歳のときに美と健康をテーマにしたエステサロンの経営に参画。東京・白金台の「ソフィーエステティック」でエスティシャン、ダイエットアドバイザーとしてさまざまな年代の女性に美容とダイエットを指導。著書に『40代女子のための“魔法の習慣”』(彩図社)がある。

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