「普通の週末」に海外旅行で非日常に浸る極意 勝負は金曜日の夜から始まる!

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行きの飛行機で体力回復を図る

短い休みで海外旅行を満喫するには、行きの飛行機でいかに体力を回復できるかがポイントになってきます。僕はそのために、機内での体力回復の「3種の神器」を必ず持っていきます。

まず1つ目はノンカフェインの栄養ドリンク。寝る前にグイッと飲んで栄養をチャージします。2つ目は着圧スパッツ。飛行機に乗ると足がむくみやすいですが、着圧スパッツはそれを防いでくれます。そして3つ目はホットアイマスク。目の疲れが和らぎ、就寝時には普通のアイマスクとしても使えます。ちなみにノンカフェインの栄養ドリンクとホットアイマスクは羽田空港なら空港の売店でも購入することができるため非常に便利です。

近い国なら日本時間のまま過ごす

帰国時の時差ボケの対処法

せっかくの海外旅行だからこそ、極力長い時間現地にいたいもの。そのため僕は日本に早朝着く飛行機で帰国し、そのまま会社に出社することもしばしばあります。8月の3連休明けの月曜日も、ミャンマーからそのまま会社に出社しました。

しかし、その生活だと時差ボケ対策をしておかないと仕事中に突然の睡魔に襲われることもあるため、毎回自分なりの対策を講じています。たとえば、帰国するときには現地の空港に着いた瞬間に、時計を日本時間に戻し、少しでも早いタイミングで日本時間に慣れるようにしています。帰りの空港では旅の余韻に浸りがちですが、いち早く気持ちを切り替え、翌日からの仕事に備えます。

また、週末や3連休でアジアなど近場の時差1〜3時間の国に行くのであれば、逆に時計を現地の時間に一切合わせず、ずっと日本時間のまま過ごします。そうすることで現地でも帰国後でも時差ボケに悩む必要がなくなるのです。

こうしたテクニックを使い、平日はサラリーマンをしながら、週末や連休を使って世界中を旅しているのです。忙しくてなかなか海外旅行に行けない社会人の皆さんでも、発想の転換とさまざまなテクニックを使えばきっと海外旅行がもっと身近になるはず。

そして満足度の高い海外旅行をすれば、日本で過ごすよりも何十倍もリフレッシュができるだけでなく、現地で感じた非日常からいろいろな気づきを得て、仕事にも良い影響が出てくると思います。週末や3連休だけでも行ける旅先はたくさんありますし、国内旅行と変わらない費用で行ける旅先もたくさんあります。だからこそ今年後半は思い切って週末で海外旅行に挑戦し、世界一楽しい週末を過ごしてみてはいかがでしょうか?

東松 寛文 リーマントラベラー、休み方研究家

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とうまつ ひろふみ

神戸大学経営学部卒業。広告代理店で働くかたわら、週末で世界中を旅する「リーマントラベラー」に。週末で人生を変えた休み方のスペシャリストとして「休み方研究家」としても活動。オーストラリア『ケアンズ&グレートバリアリーフ観光大使』、岐阜県『羽島市アンバサダー』。70カ国159都市に渡航。3カ月で世界一周を達成し『地球の歩き方』から旅のプロに選出。TV・新聞・雑誌などメディア出演・執筆多数。全国各地で講演も。著書に『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』、『休み方改革』、『週末だけで70ヵ国159都市を旅したリーマントラベラーが教える 自分の時間の作り方』InstagramTwitter

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