夫婦の格式 橋田壽賀子著

拡大
縮小
夫婦の格式 橋田壽賀子著

ドラマを通して家族を描き続けてきた著名脚本家が、他界した夫とのやりとりや自身の嫁姑経験もまじえながら問いかける夫婦のあり方。

曰く、夫婦の間で男女平等はありえない、女が一方的に主張する男女平等は女の価値をかえって下げるだけで、女は内助の功を通して自立できる、内助の功があらばこそ男の給料の半分は主婦費としてもらう権利がある、女は男をたて、男は女に感謝せよ等々。

昔は当たり前だった夫婦観だが、著者は戦後の日本は節操のない自由主義に押し流され、こうした男女や夫婦、家族が持つべき格式を失ってしまったと嘆く。熟年離婚が増加する今、時代に流されない日本的な美徳のなかに夫婦回生の秘訣があると説く。

集英社新書 735円

Amazonで見る
楽天で見る

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT