「夫のことをあきらめない」と私が誓った日 そのほうがラクだからと思いがちだけど・・・

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やっぱりあきらめちゃダメなんだ

このように子どもが生まれても仕事一辺倒だった夫ですが、いまや家事も育児もかなりのレベルです。でも今回はテーマに合わせ、変化する前の当時にさかのぼって、共働きワンオペ育児のリアルな姿を描いてみました。あの頃は人生でもいちばんつかれていたような気がするなあ……。ボロボロだったなあ……。

ワンオペ育児のリスクについては、以前も「漫画!『家事育児は女がやるべき』という呪い」の回でも書きました。そのときは、とあるビジネス本を読んで頭で理解して納得したのですが、この出来事は、そのリスクを実感として理解して、私を行動へと移させた出来事でした。

とはいえ、リスクなんて子どもが小さいときだけの話でしょ?と思う人もいるかもしれません。ですが、ワンオペのままだと将来的にまた別のリスクも出てくるように思うのです。子どもの受験や親の介護を乗り切れなかったり……。

というわけで、今回のまとめ。

ワンオペ育児につかれる

心身ともにつかれている状態で育児をするのは子どもにとっても危険。
ワンオペ育児を解消する手段を見つけたほうがいい。

 

では、その手段はどうやって見つければいいのか。家族にそうしたい気持ちをどう使えたらいいのか。次回からはさらにもう少し進んだ「相手への伝え方」などについ考えていきたいと思っています。

(前回の体験談募集を送っていただいたみなさま、ありがとうございます! 興味深く読ませていただいております。まだ募集しておりますので、気になる方は前回の記事をご参照いただくか、もしくはこちらまでお願いいたします。前回募集した内容以外にも、夫婦がつかれなくなった体験談をお持ちの方はぜひ教えていただけるとうれしいです。)

ハラユキ イラストレーター、コミックエッセイスト

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はらゆき / Harayuki

雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイの著書も出版。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。著書に『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『オラ!スペイン旅ごはん』(イースト・プレス)、この連載を書籍化した『ほしいのはつかれない家族』(講談社)など。この連載のオンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」も主宰し「つかれない家族をつくる方法」を日々探求、発信中。ハラユキさんのHPはこちら

 

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