スマート家電の普及に潜むサイバー犯罪の罠

映画や小説の中のフィクションではない

あらゆるものが「スマート化」されていく今の時代、電力メーターさえも人質になる!?(写真:Kuzma / PIXTA)
映画や小説の中のフィクションではありません。これが、恐るべき現実。
話題の新刊『サイバー犯罪入門 国もマネーも乗っ取られる衝撃の現実』より、まさかの事実!

家電がハッキング、テロリストの資金源に!?

「幻冬舎plus」(運営:株式会社 幻冬舎)の提供記事です

スマート化は、空き巣などの“昔ながらの犯罪”にもイノベーションを引き起こしている。

刑事物のドラマなどでは、家屋に侵入する前に、電力メーターが動いていないことを確認することで家主の不在を確認するという場面がよく見られる。

しかし今後は、「スマート化された玄関鍵」をハッキングできれば、事前に在宅状況を確認できるし、「スマート化されたエアコンや冷蔵庫」をハッキングすることで利用状況が分かれば、生活パターンを知ることができるので、一層安全な侵入が可能だ。さらに「インターネットカメラ付きのテレビ」をハッキングできれば、盗聴・盗撮も可能になるため、わざわざ侵入しなくても必要な情報を得られるかもしれない。

また、「スマートメーター」の普及が、サイバー犯罪をますます効率化する可能性がある。

各家庭や商業施設などには電力メーターが取り付けられており、電力会社は毎月の検針業務を通して料金の請求を行っていた。このメーターもスマート化が始まっている。検針員が各家庭を訪問しなくても、スマートメーターが使用量を自動計測し、遠隔からの送電や停止も可能にしている。対応した機器を設置すれば、家庭内のエアコンの動作や温度設定なども制御し、省エネや電気料金の削減などにも貢献する。2016年までに、日本全国での普及率は3割に迫り、最も早く対応を始めた関西電力管内では、既に5割を超えている。

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インテル中興の祖、アンディ・グローブ。数々の英断で、プロセッサー半導体市場で無双の企業を作り上げた。グローブの愛弟子である、インテル全盛期のトップが語る技術経営の神髄。