“ぶつからない車”、本格普及へ着々 「走る自転車」を検知する自動ブレーキも登場

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アイサイトの停止イメージ

欧州の衝突安全性能試験「ユーロNCAP」では2014年から新たな評価項目として、自動緊急ブレーキが追加される。最高評価の5つ星を獲得するには同システムの搭載が前提となる。

ただ、自動ブレーキは現時点ではまだまだ高価。レーダーとカメラを組み合わせる複合システムは、オプション価格として20万~40万円程度。いずれかのみを使うシステムでも10万円ほどの価格設定となり、“値が張る”。本格的な普及にはまだ時間がかかる。

近い将来は「当たり前の光景」に

それでも量産効果が出てくればオプション価格も下がり、車種によっては標準装備化されてくるシナリオは十分ありうる。それこそ10年もすれば、新車に自動ブレーキが搭載されているのは、まったく珍しくない時代になっているだろう。

又吉 龍吾 東洋経済 記者

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またよし りゅうご / Ryugo Matayoshi

2011年4月に東洋経済新報社入社。これまで小売り(主にコンビニ)、外食、自動車などの業界を担当。現在は統括編集部で企業記事の編集に従事する傍ら、外食業界(主に回転ずし)を担当。趣味はスポーツ観戦(野球、プロレス、ボートレース)と将棋。

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