トヨタとマツダ、「海図なき戦い」へ協力

両社長が記者会見で表明

 8月4日、トヨタ自動車の豊田章男社長(写真左)とマツダの小飼雅道社長は、米国での合弁工場の建設などを柱とする資本業務提携について記者会見した。都内で撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 4日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>の豊田章男社長とマツダ<7261.T>の小飼雅道社長は4日、米合弁工場建設や電気自動車(EV)共同開発などを柱とする資本業務提携について会見した。

豊田社長は自動車業界では異業種からの参入で「前例のない海図なき戦いが始まっている」とし、今回の提携を勝ち残りのための戦略であると強調。小飼社長も「新たなプレーヤーと協調、競争しながら独自ブランドを築き上げる」と語った。

「今日が将来への一里塚」

豊田社長は「かつての自動車業界の競争は規模を追う競争だったが、今はグーグル<GOOGL.O>やアップル<AAPL.O>、アマゾン<AMZN.O>などの新しいプレーヤーが登場している」と指摘。新たな競争相手に対抗するには「とことん車づくりにこだわらなければならない」と語り、「(トヨタが)めざす『もっと良い車づくり』を実践している」マツダとの提携効果に期待を寄せた。

資本提携によって500億円を相互出資する合意に踏み込んだ理由について、小飼社長は「切磋琢磨による協業を持続的な形とするため」と説明。豊田社長は「今日が将来に向けての一里塚」とし、「自主独立を尊重し、持続性をもって協力関係を構築する」ことが目的であると述べた。

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