離職者の多い会社にありがちな6つの特徴

社員を適正に評価できない会社は伸びない

(4)下の評価は上司が「何となく」決めている

たとえば、上司が自分の仕事の合間に部下を観察しただけのイメージで部下の評価を何となく決めていませんか。上司としてはきちんと見ているつもりでも、評価される側の社員にいわせれば、「何を基準に評価されているのかわからない」となります。数字がはっきり表れる営業のような職種ならまだしもですが、事務職や現場作業など、なかなか数値化しにくい職種もあります。入社して日の浅い人や、異動したばかりで経験の乏しい人に、いきなり数字を求めても無理があるでしょう。

(5)社員が遅くまで一生懸命働いている

度を越した長時間労働は、社員のワークライフバランスの観点からも是正されるべきでしょう。周囲から「ブラック企業」と呼ばれるリスクを避ける意味もあります。

なにより、長時間労働によって社員が疲弊してしまうと、結局「生産性」が下がります。政府の「働き方改革」でも、指標としての生産性は重要視されています。このことからも、生産性は企業経営に欠かせない視点です。

(6)「結果」だけで社員を評価する

「成果主義」は、もっともわかりやすい反面、決定的に欠けているものがあります。そもそも「成果」とは、過去から現在までの業績を表したものです。つまり、成果主義の目線は、つねに後ろ向き。未来への前向きな目線、社員の能力の「伸びしろ」に対する評価が、成果主義には欠けているのです。

社員の「本当の価値」を見極める

こうした会社は、なかなか人が定着せず、業績が上がらず、やがては人的倒産の危機に瀕してしまいます。しかし、こうした危機と無縁な企業もあります。その違いは何なのか。私が考えるキーワードは「フェアバリュー」です。フェアバリューとは、社員一人ひとりの「本当の価値」のこと。それを見極めて、それに見合うだけの待遇を与えることです。

たとえば、「年功給」は、能力に関係なく勤続年数で給与が上がっていく制度であり、フェアバリューを実現しているとはいえません。前職の給与を無条件に保証する前提で中途採用を行う企業も、やはり社員のフェアバリューを無視しています。

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