ローソンが値上げラッシュに対抗して100円均一PB食品を拡充

ローソンが値上げラッシュに対抗して100円均一PB食品を拡充

値上げ、値上げの世の中に消費者の救世主となるか--。コンビニエンスストア大手のローソンは、100円均一のPB(プライベートブランド)食品「バリューライン」のアイテム数を6割強増やし、売り上げも来2010年2月期に2.5倍の500億円を目指す。扱い店舗での品ぞろえも拡充する。「PB商品は基本的に値上げしない」(森山透ローソン専務)方針で、食品の値上げラッシュが止まらない中、低価格PB食品を販売商品の目玉、とする狙いだ。

「バリューライン」は、ローソンが筆頭株主の生鮮コンビニ・九九プラス<3338>と共同開発したPB商品。主にローソンの生鮮コンビニ「ローソンストア100」(72店)と九九プラスの「SHOP99」(848店)で販売している。売れ筋上位の商品から開発に着手しており、現在300アイテムで展開する。売り上げは200億円規模だ。2リットルのミネラルウォーターや食パン、レトルトご飯など、毎日の食卓に欠かせない定番品が伸びている。

商品はすべて国内生産している。製造を委託するのはローソンと取引のある大手メーカー各社だ。たとえば、食パンは山崎製パン<2212>、果汁100%ジュースは老舗食品メーカーの名古屋製酪が担当する。低価格だけでなく「大手メーカーによる国内生産」という安全性をアピールしている。

今回の商品群拡充と販売強化について九九プラスの深掘高巨社長は「消費者のもったいない、という意識が高まっている。小分け・適量・安心・低価格の条件をそろえたPBで値上げに挑戦していく」と意気込む。今期中に青果類を中心に500アイテムまで拡大する。

「ストア100」「SHOP99」での販売強化だけでなく、これまで販売してはいるものの扱い品目数が少なかった通常のローソン店舗(約7800店)と生鮮強化店「ローソンプラス」(約700店)でも扱い品目を増やす。

また、セブン&アイホールディングスのPB「セブンプレミアム」やイオンのPB「トップバリュ」などと比較し、消費者の認知が進んでいなかった。そこで扱い品目増とともに各店舗内で専用コーナー設置して知名度向上を狙う。すでに沖縄を除く全店での販売体制を整えている。最終的にはローソン全体の6割~7割程度に導入が進む見通しだ。
(田邉 佳介 =東洋経済オンライン)

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