覆面座談会「就活勝ち組がそっと語る必勝法」 私が内定獲得までに経験した成功としくじり

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登録しているOB・OG約50人にメールを出した。年が離れたOB・OGよりも、3歳ぐらい年上の先輩に、会社と就活について話を伺ったのが有意義だった。質問は5つぐらい用意し、そこから深掘りして聞くようにした。

業務内容の初歩的なことを聞いていたのでは、OB・OG訪問が実りあるものにはならない。会社状況や業務内容を把握したうえで質問すれば、レベルの高い話を聞くことができる。全部で10人のOB・OGを訪問した。

「OB・OG訪問支援サイトの利用もあり」

D:私もまずは、クラブ活動やゼミのOB・OGを訪問した。抽象的な話にならないようにするには、会社についてだけでなく、仕事の内容についても知っておくべきだと思う。OB・OGの名前を検索することで、どんな仕事をしているのか、わかることもある。企業のプレスリリースに名前が載っていることもある。こんなときにはプレスリリースをとっかかりに話をすればいい。

私の大学は少人数なので、OB・OG訪問の相手を探すのが大変だったが、いざOB・OGに会うと、歓迎してくれて、そこからさらに違うOB・OGを紹介してくれることもあった。

C:私は全部で32人のOB・OGを訪問した。まずゼミの名簿を活用して、OB・OG4人を訪問し、そこからゼミに関係なく、OB・OGを紹介していただいた。

あいさつや服装をきちんとして、本気度が高いことを見せるようにした。また、メールの返信を早くすることや、日程を幅広く設定することで好印象を持たれるようにした。

B:私の大学はOGの数が少ないうえ、就職先は教員、金融、公務員が多い。こうした業界を志望していなかったので、大学のOG名簿はほとんど使用せず、「VISITS OB」や「Matcher」など、OB・OG訪問支援サイトを利用して企業の人に会っていた。

E:私はOB・OG訪問をしなかった。就活中にサークル活動も継続していたので時間がなかったし、サークルの先輩は私が希望する業界に就職していなかった。

――筆記試験対策はどのようにしていましたか。

A:2~3月は毎日SPI3の勉強をしていた。使用した問題集は、『史上最強SPI&テストセンター超実践問題集』(ナツメ社)。問題が難しめに作られているので、学生の間では、「何回もやって問題に慣れておけば本番で大丈夫」との評判がある。『これが本当のSPI3だ』(SPIノートの会)は、問題の解き方を知るにはいいが、実際に問題練習をするには物足りないレベルだ。

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