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グローバル競争と協調の現場から

立命館大学

グローバル化は、厳しい競争をもたらす一方で、協調による新たな創造・革新の原動力ともなる。その最前線に身を置いた経験を持つ2人は、ひたむきに、そしてしなやかに目標を追い続ける。

宇宙はもとより社会の様々な場面で
活躍できる人材を育てるプログラムを

山崎 直子 さん
宇宙飛行士・立命館大学スポーツ健康科学部客員教授

「NASAに集まる宇宙飛行士たちは、し烈な競争を繰り広げているんです」と、宇宙飛行士・山崎直子さんはふり返る。世界各国から選ばれた100人近くが在籍するものの、スペースシャトルに搭乗できるのは1回の飛行につきわずか7人である。もしかしたら宇宙に行けないかもしれないという不安とも戦いながら、厳しい訓練に明け暮れる毎日を送るという。

「それでも、お互いに助け合うことの大切さを、皆が理解しています」。ミッションが成功しなければ、次の搭乗機会が訪れないかもしれないからだ。搭乗員が決まれば、膨大な量の手順書の準備など、他の宇宙飛行士も全力でサポートに回る。「出身国や託された役割が違っていても、全員が一つのチームとして動くことが効率的ですし、合理的だという考えを共有しているんです」。

宇宙ステーションでは、メンバーは1日中スケジュールに追われて忙しい時間を過ごす。それでも夕食は全員が集まってとり、就寝前には窓の前で地球を眺めながら挨拶を交わす。「広い宇宙に出れば、小さな地球に生きる私たちはみな同じ使命を抱いて生きていることを実感できるものです」。

スポーツ健康科学と宇宙飛行士には接点が多い

まさにグローバル社会の競争と協調を体現するかのような現場で経験を重ねたてきた山崎さんは、昨秋、新たな一歩を踏み出した。立命館大学スポーツ健康科学部客員教授に就任したのだ。「無重力空間に長期滞在を余儀なくされる宇宙飛行士にとって、体力の維持は大きな課題です。

また、10年以上にも及ぶ訓練や狭い宇宙ステーションで長期間過ごすことに対して、目標に向けたモチベーションの維持などメンタル面の課題もあります。チームワークの効果を高めることも必要ですね。

これらの課題は、スポーツ健康科学との接点が多いと感じます」。生化学や機械工学、運動生理学など幅広い分野をカバーし、領域融合的な研究が可能なことも、山崎さんにとっての魅力だという。

「これからの研究には、従来の専門分野の枠を超えた幅広い視野が必要になると思うんです。実は、同時に複数の作業を進めるマルチタスクが得意な女性に、活躍の機会が増えるのではないでしょうか」と、理系を志す女性にもエールを送る。

山崎さん自身は、より多くの人が宇宙に出られるよう、基盤づくりに携わりたいと考えている。「宇宙飛行士には各種の実験や医学・生理学、操縦や操作技術など、理論から実技に至る多様なトレーニングが必要です。これらを体系化したプログラムを学べる場が日本にはまだありません。宇宙だけでなく社会の様々な場面で活躍できる人材を育てるものになるはずで、こうしたプログラムを提供できるようになればと思います」。

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