健康習慣特集

忙しいビジネスマンも三日坊主を卒業
無理なく続く健康習慣を目指そう

拡大
縮小
医薬品、トクホ、健康食品などの分類
*「特別用途食品」は、病人や妊婦・乳児用等用の食品で、厚生労働省の認可が必要。
参考/厚生労働省「健康食品」、消費者庁「多様な健康食品」、国立健康・栄養研究所「健康食品の基礎知識」

健康食品の中にはメーカー独自の試験を実施されたものもあるが、安全性や有効性また悪影響についても科学的な根拠が明確にされずに販売されているものが多い。こうした玉石混交の健康食品の問題点を改善するために生まれたのが特定保健用食品(以下、トクホ)だ。トクホは、国が個別に製品ごとに有効性や安全性を評価し承認し、通常の食品には認められていない特定の保健用途を表示することができる(他に規格基準型や条件付きなどの種類もある)。

有効性が評価されているというと、トクホは医薬品のように病気を治療できると勘違いする人も少なからずおられる。しかしトクホの利用目的は「健康の維持・増進に役立つ、または適する」こと。医薬品が病人を対象にしているのに対して、トクホを含めた健康食品は健康に不安を感じる人、栄養不足が気になるなどの状態で、病気になる前の健康な人を対象としている。これさえ食べていれば大丈夫、というわけではないことを認識しよう。

健康習慣は自分のためだけでなく愛する家族のため

動脈硬化などの生活習慣病の怖いところは、初期症状は沈黙のうちに進むことだ。健康習慣は美容にもよい場合が多いので、女性は比較的関心が高いのだが、男性は無頓着なことが多い。しかし、きちんと体や生活習慣と向き合うことは、自分自身はもちろん、守るべき愛する家族のためにも大切なこと。また近年は企業経営の面からも、社員の健康管理や健康づくりに配慮することが重要と考えられるようになってきた。

トクホなどを生活に取り入れることによって、健康習慣を意識づけるようになり、塩分や食べ過ぎを控える、ウォーキングするなど、現在の生活習慣を見直すきっかけ作りになるなら、それがトクホとの正しい付き合い方といえるだろう。

関連ページ
大塚製薬
忙しい人こそ、続けやすい健康習慣を
ページはこちら