「いつも三日坊主」な人が陥る残念すぎな3NG 学生時代の「お勉強の呪縛」が継続を妨げる

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「平日は15分、いや5分でもよしとする。土曜日に8時間頑張る。日曜日はオフ」

つまり、「学習時間は1カ月や1週間といった期間内の総量(グロス)でとらえる」「毎日均等に時間を割り振らない」ことがポイントです。

毎日同じ時間、何かを続けるというのは、学生なら可能ですが、仕事を抱えるビジネスパーソンには難しいものです。突発的な案件や会合が入るかもしれません。学習時間を毎日均等に振り分けるということは、それだけ「勉強ができないかもしれない日」を偏在化させることになります。そのリスクが顕在化すると、ズルズル予定がずれて「やっぱり無理だ」とさじを投げてしまうのです。

であるなら、「やれない日は5分でもいい」「やれる日に一気にやる」とメリハリをつけるほうが、三日坊主にならないのではないでしょうか。

ちなみに「1日5分で何の勉強ができるというのだ」と思われる方もいるでしょう。もちろん大した勉強はできませんが、一瞬でも本を開くとか、そういったことは可能です。

大事なのは「やらない日」「やれない日」をなくすこと。どんなことが起こっても、言い訳しないで「毎日続ける」ためには、勉強時間を平準化するより、メリハリをつけて、1日の勉強は5分でもよしとする。これが三日坊主に終わらないための2つ目のポイントです。

NGその3:できるだけ最初はおカネをかけない

ビジネスパーソンがスキルや知識を学ぶ方法はいくつかあります。セミナーに参加したり、その道の先輩に教えを請うたり。しかしなんといってもいちばんメジャーで誰もが最初に着手する学びの方法は読書です。まず本から基礎知識をインプットするのが学びの王道です。

ところで、みなさんはどのようにビジネス書を買っているでしょうか?

まずは簡単な本を1冊買って、読み終わったら次に少し難易度の高い本を買って……。

一見このやり方は賢くて、おカネの無駄遣いも防ぐ方法に思われます。最初にまとめて本を何冊も買ってしまっては、途中で挫折したときにおカネの無駄になるからです。

しかし、ここに落とし穴があります。むしろ最初からある程度のおカネをかけて何冊もまとめ買いをするべきなのです。

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