野良猫を地域で飼う「地域猫」で割れる賛否

猫小屋放火事件で波紋

6月に猫小屋が放火され、けがを負った猫(若狭地域猫の会提供)

猫を迷惑がる人のエスカレートした行動か?

福井県小浜市川崎2丁目で6月、住民ぐるみで育てる「地域猫」の猫小屋として置かれていた発泡スチロールが放火された事件。一帯では捨て猫が多く、不妊去勢手術を施す地域猫活動は重要だが、理解を得られていない面もあるようで、事件はこれがエスカレートしたものである可能性がある。漁業関連施設の多い地域だけに猫を迷惑がる人が出るのも無理はなく、捨て猫に歯止めがかからない中、根本的な解消は難しいのが現状だ。

小浜、おおい、高浜の3市町では「若狭地域猫の会」が2011年から、野良猫が増えないよう不妊去勢手術を施し、地域ぐるみで育てる地域猫活動を続けている。

同会の知原初美代表は、事件に対し「下手したら死んでいた」と憤りをあらわにした。猫小屋には雄猫2匹が住んでおり、うち1匹を狙って火が放たれ、発泡スチロールの猫小屋が半分に溶けていた。

「ガスバーナーのようなもので、猫に危害を加えようとして火をつけたに違いない。でないとあんな溶け方はしない」(知原代表)。以前にも、猫小屋を水浸しにするなど嫌がらせが続いていたという。

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