6月の米雇用伸び加速、市場予想を上回る

非農業部門の雇用者増加数は22.2万人

 7月7日、6月米雇用統計は、非農業部門雇用者数の伸びが22万2000人に加速、市場予想を上回った。写真はカリフォルニア州の就職フェア会場で2014年10月撮影(2017年 ロイター/Lucy Nicholson)

[ワシントン 7日 ロイター] - 米労働省が公表した6月の雇用統計は、非農業部門雇用者数の伸びが22万2000人と、5月の15万2000人から加速、市場予想(17万9000人)を上回った。

賃金の伸びはさえなかったが、労働時間が伸びて雇用市場の底堅さを示すとともに、連邦準備理事会(FRB)が年内3度目の利上げに踏み切り、保有資産の縮小計画を9月に公表する可能性もある。

4・5月分は、前回発表から4万7000人上方修正された。

失業率は4.4%と、5月の4.3%から上昇した。求職者が増えたためで、労働市場に信頼感が持たれている兆しがみられた。FRBが直近に示した、今年の予想中央値付近の水準だ。

平均週間労働時間は34.5時間と、5月の34.4時間から伸びた。

一方、賃金の伸びはなお低迷している。時間当たり賃金の伸びは前月比で0.2%と、5月の0.1%から加速したものの、予想の0.3%にとどかなかった。

前年比は2.5%で、2.4%から加速した。

キャピタル・エコノミクス(トロント)の首席米エコノミスト、ポール・アシュワース氏は「失業率がすでに異例の低さ」と指摘。「賃金やコアインフレの(上昇)ペースが加速していないが、FRBは利上げを進めるだろう」と語った。

6月の雇用増加幅は2016年の月平均、18万6000人を上回り、景気が第2・四半期に勢いを取り戻したとの見方が強まった。

労働市場が引き締まる一方、需給の緩みは残る。

縁辺労働者や正社員を希望しながらパートタイムで就業している人を加えた、より広義のU6失業率は8.6%と、5月の8.4%から上昇した。

労働参加率は0.1%ポイント上昇して62.8%となった。

雇用の伸びは広範に及んだ。製造部門の雇用者数が1000人、建設は1万6000人、ヘルスケアは5万9100人、専門職・事業サービス部門は3万5000人だった。

小売りも8100人、政府は3万5000人増えた。

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